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前話 次話 京太郎インタビューその4 全国大会へとやってきた清澄高校。そしてSK君。 今回から全国大会中の様子を高スパンでお送りする予定の為、インタビューの様子を動画で配信する事となった。 それに合わせて、以前より問い合わせの多かったSK君の素顔の公表についても交渉し、これを受諾。 彼の身内と取材陣しか知らなかったSK君の端正な顔立ちが、今明かされる。 まずは動画配信、並びに素顔の公表を受け入れてくださって、ありがとうございます。 京太郎「はい。といっても、そんなに需要があるとは思えませんけどね。このインタビューって、基本的にうちとかの女子選手達の裏側が知りたい人が見るものでしょうし」 ……需要しかないから問い合わせが殺到したのですが……まぁいいでしょう。 京太郎「それで、今回はどんな話をしましょうか」 それではまず気になった事なのですけど……気を悪くしないでくださいね? 京太郎「はい?」 良く来られましたね? 京太郎「? と言いますと?」 いえ、基本的に大会での遠征となると、選手や監督、コーチくらいのもので、それ以外の応援する部員となると、それこそ大手の学校になるのですよね。 京太郎「あ、あーそういう話ですか」 S君一人分にしても遠征費は馬鹿になりませんし、男子となるとまた別で部屋を押さえる必要があるので、それだけのお金を学校から出してもらえたということに……まさか自費ではありませんよね? 京太郎「それは無いですけど……うーんと。聞くところによると、どうやら学校としては元々俺も付いていかせるつもりは無かったそうです。理由はさっき言ってた通りで」 では、何故? 京太郎「俺ももっともな理由だと思ったんですが、部長がそれについて先生方に抗議したらしくて」 部長さんが、ですか? 京太郎「はい。なんでも「何言ってるんですか! S君がいなかったら咲は広い東京で迷子のまま帰って来なくなりますし、優希はエネルギー切れで行き倒れますし、和なんか道行くわるーいお兄さんに連れ去られて行方不明になるでしょーが!!」とか」 後輩達に対する信頼がまるでありませんね……。 京太郎「心配なんだと思いますよ。かくいう俺も同じ所で心配ですから。そんな訳で、応援兼ボディガード兼マネージャーという形で一緒に東京来る事になりました」 成程。 京太郎「咲は東京に着くまでの駅でも何度か迷子になりますし、優希は遠征に思ったより時間が掛かったせいでエネルギー切れて自分で歩かなくなりますし、和は俺と一緒にいる時にも遠目でジロジロ見られてたみたいで、付いてきて正解だったな……とは思いましたね……」 それはまた、予想を裏切らない方達ですね……。 東京に来た事はありますか? 京太郎「無いですねー。今の時代、電車やら新幹線やら飛行機やらでどこでも行けますけど、特別用が無いとそれだけの時間と金を掛けて出掛ける事無いですし」 長野から出た事も無い? 京太郎「いえ、家族旅行とか修学旅行とかではありますけど……、東京方面に行った事は無いかな」 どうですか? 東京に来てみて。 京太郎「圧巻、ですよね。色んな建物が所狭しと立ち並んでますし、何より人が多いのなんの」 初日にして東京の洗礼を浴びましたか。 京太郎「そうなりますかね。で、初日の昨日は遠征ってのもあってみんなは旅館で休んでました」 みんなは? 京太郎「俺も疲れてましたけど、みんな程じゃなかったし、ちょっと休んだらじっと落ち着けなくなって、周りの地理を把握する意味でもと思って散歩したんですよ」 迷子にはなりませんでしたか? 京太郎「旅館の名前やらはメモってたので、地図アプリを開けば場所は分かりましたから、特に問題ということは無かったですね。咲とは違うのだよ! 咲とは!」 それ以上は宮永さんに怒られそうですが。 京太郎「あいつ麻雀絡ませない限りは怒っても大して怖くないですしねー。で、テキトーにその辺をほっつき歩いてたら、「あ! え、S君だ!」って突然声掛けられまして」 目線を入れない素顔の公開は今回が初なのに、掛けられたんですか。 京太郎「ええ。誰だ? と思って見てみたら穏乃……阿知賀女子の高鴨穏乃でして」 阿知賀女子のというと、奈良県代表高校の? 京太郎「ええ。そういや雑誌でそんな高校もあったな、と」 穏乃……というと。 京太郎「あー。まぁ話してる内に思いの外仲良くなった、というか。その時は向こうも礼儀正しくして、「あ、あの! 私麻雀部で、奈良県から出場してる高鴨穏乃って言うんですけど! 長野で清澄高校のS君ですよね!?」って聞かれまして」 前から思ってましたが、物真似上手いですよね。 京太郎「そうですか? それで、そうだけどって返したら、どうやら和の昔の友達らしくて」 ほほう。意外な所に接点が。 京太郎「他にも和の友達がいて、今の和について聞きたいからっつって阿知賀の人達が泊まってる部屋に案内されまして」 ホイホイと連れ込まれてませんかそれ。 京太郎「まー普通なら警戒するとこでしょうけど、毒気が抜かれるというか危機感を持つだけアホらしいというか、これで騙されてたら俺の見る目を一生信用出来ないってくらい無邪気だったんで。大人しく連れていかれました」 それで、連れ込まれてからどうなりましたか? 京太郎「一応俺を連れてくるっていう連絡は事前に入れてたみたいで。部屋に入った時に紙袋を被った人に「ふっふっふ、良く来たのですSK君!」って出迎えられました」 紙袋。 京太郎「頭を覆い隠してた紙袋の穴から長い黒髪が伸びてましたし、他の特徴と阿知賀女子の人ってのと照らし合わせて正体は松実玄さんってのはすぐ分かったんで、指摘したら「はうっ!? な、なんで分かったの!?」って言った後にハッとして「ち、違うよ!? 私は謎の覆面女子高生MK! 奈良県代表阿知賀女子麻雀部先鋒で、旅館を経営してる松実家の次女で、ドラ保有率100%故に阿知賀のドラゴンロードと呼ばれている松実玄ちゃんではないのです!」なんて取り繕い始めまして。隣にいた鷺森さんに「玄。余計な事までバラしてる」ってツッコまれてました」 なんでそんな奇天烈な行動を……。 京太郎「さぁ……? ともかく正体バレバレなのが分かると松実玄さんは紙袋脱いで、阿知賀女子の四人の人と自己紹介しました」 四人、ですか? 五人ではなく? 京太郎「一人は男性慣れしてないとの事で布団に包まってました」 布団に包まって。 京太郎「……まぁ男慣れしてる人ってのは一人もいませんでしたが、特にって感じで。あと監督もいたそうなんですが、その時は席を外してましたね」 それで、その四人と原村さんについて? 京太郎「いえ、和の友達は五人の内三人で、内一人は包まってたので、穏乃と玄さんの二人と、ですね」 玄さん? 京太郎「あー。姉妹で一緒にいたんで、松実さんだと混ざるからって名前呼びするように、と」 阿知賀女子の方と仲良くなるスピードが尋常じゃないですね。 京太郎「俺も結構なものだと自負してますが、向こうも向こうでコミュ強でしたからねぇ……」 彼女等の部屋にいる間はその二人とずっと原村さんについて語ってたのでしょうか? 京太郎「それがそうでもなくて……しばらく話してる内に、話の流れで玄さんが「ええ!? S君、おもちに触った事無いの!?」とか言い出しまして」 おもち? 京太郎「直訳すると女の子の胸の事です」 何故そんな話の流れに……。 京太郎「なんだったかなぁ……。和は今あれだけ大きいけど、小学生の頃から凄かったんだよーって玄さんが語り始めたからだったような」 それで、それから松実玄さんが胸…………おもちについて語っていたんですか。 京太郎「いや、そこからは話すぐ終わったんですよね。……いや終わらせられたというか……」 というと? 京太郎「俺が触った事ないです、と返したら玄さんが「それは勿体無い! 大丈夫なのです! おもちは友達! 怖くないよ! ほら!」とか言って、俺の手を掴んで自分の胸を鷲掴ませまして……」 え。 京太郎「俺が呆気に取られて何秒かぐいぐいさせられたら、玄さんも自分のやってる事に気が付いたんでしょうね。一気に顔が真っ赤になって弁解らしき言葉を口にしようと」 かなりおばか…………勢いで生きてる方なんですね。 京太郎「あまり包めてませんよオブラート」 ちなみに鷲掴んだ感触は如何でしたか? 京太郎「………………………………ノーコメントで」 京太郎「で、なにか言葉になる前に新子さん……包まってた人ですね。が、「くーーーろーーー……?」って、笑顔で怒ってる感じで玄さんの後ろに立ってまして」 いつの間に出て来てたんですか。 京太郎「俺達が話してる内に顔だけはちょこっと布団から出してたのは見えてましたね。で、それ見て怯えた玄さんを「逆セクハラ娘は出ていきなさい!」つって部屋から蹴り出してました」 先輩に容赦がありませんね、新子さん。 京太郎「幼馴染みだと年の垣根ってあって無いものかもですね……。それで、閉め出された玄さんが部屋の外で「お、お゛ね゛え゛ぢゃああああん!!」って泣き叫びながら、何故か部屋から遠ざかっていって、その後で宥さん……姉の方の松実さんが「く、くろちゃー……」つって追いかけてって、まず松実さん二人が部屋から消えまして」 まず? 京太郎「その後、新子さんに助け舟出してくれた事にお礼を言ったら、聞いたことの無い悲鳴? を上げられまして」 悲鳴? ……具体的にはどのような? 京太郎「確か「ふきゅ!」だったかな?」 また新しい悲鳴ですね……。 京太郎「そんでまくし立てるように穏乃にあれこれ言った後、新子さんも部屋から出て行っちゃって、俺と穏乃と鷺森さんの三人が取り残されました」 それで、その場はもう解散となった? 京太郎「俺はそうかなと思ったんですが、穏乃的にはそうでなかったらしく、ちょっと言い辛そうな感じでもじもじしてたんですよ」 おや、面白そうな反応が……。 京太郎「俺がどうした? って聞いたら穏乃は意を決した感じで「あ、あのね!」つって」 これは、まさか……!? 京太郎「「S君ってドラゴン○ール読んでる!?」って」 ズコーッ! 京太郎「うわっびっくりした! なんですか急に顔面スライディングして!」 い、いえ……思ってた反応と違ってたもので……。 767名無しさん@お腹いっぱい。2021/07/01(木) 17 45 44.38ID PTFFyHFK0 京太郎「まぁ俺も唐突! とは思いましたけどね。どうやら穏乃ってドラゴ○ボールの大ファンなんですけど、周りにそういうの語れる人がいなかったらしくて。男で同年代で和の友達の俺ならもしかしたら、って思ったらしいです」 同年代の男の子ならともかく、原村さんの友達は関係あるんでしょうか……。 京太郎「ある程度信用出来る男って意味なら、あるかもですね」 それで、S君は読んでるんですか? ドラ○ンボール。 京太郎「そりゃあもう。漫画は読破してますし、アニメもDVDが全部家にありますし、ゲームも全部とはいきませんが古いのから新しいのまで揃ってます」 かなりのファン度ですね。 京太郎「穏乃はゲームこそ無いものの、数あるド○ゴンボール映画をコンプリートしてましたよ」 そうなると、とても話が合ったんじゃないですか? 京太郎「そうですね。俺は男友達にもファンはいますけど、穏乃はそうじゃなかったんで、今までに語れなかった分を語り尽くそうって勢いで話してました」 その流れで下の名前呼びになったんですか? 京太郎「ええ。そろそろ帰らないとって時間になって、語り足りないし連絡先交換しようっつって、その時に」 東京初日で女の子の連絡先ゲットしたんですね? 京太郎「言い方!」 では、最後になにか一言。 京太郎「東京でオススメの、テイクアウト出来るタコスが売っている店を知っている方がいらっしゃれば、どうかコメントの方お願いします」 晴絵「…………私がいない間に何やってんだあんたら」 穏乃「いやーごめんなさい! 初めての東京でテンション上がって、その辺をダッシュしてたら京太郎君ぽい人見掛けちゃって! 確認したら本物だったからそのまま連れ込んじゃいまして!」 晴絵「いやそれもだけどさぁ……見ず知らずの男を部屋に招くとかさぁ……」 穏乃「? 和の友達だし、見ず知らずじゃないですよ?」 晴絵「そーなんだけどさぁ……」 灼「ハルちゃん。穏乃には何言っても無駄……」 憧「しずもしずだけど、玄も玄よ。なんであんなに恥を晒したわけ?」 玄「言い方酷くない!?」 灼「須賀君が部屋にいる間、ほぼずっと布団に包まってた憧も大概だと思……」 憧「そ、それは仕方ないでしょーよ! 部屋でだらだら過ごしてたらいきなりしずから連絡来て「S君見つけた! 今そっちに一緒に向かってるー!」とか言うのよ!? 心の準備ってものがあるでしょ!?」 穏乃「でも憧、雑誌で京太郎君の写真とかコメントとか読んで、「ふーん。まぁ、悪い奴じゃないかもね」とか言ってたし、男の子苦手な憧でも大丈夫かなって思ったんだけど」 憧「……違うのよ……悪い奴どころか、本物見たら超タイプだったのが問題なのよ…………」 穏乃「へ?」 憧「と、とにかく! どーすんのよ玄。あの時の事が知られて、アンタこれから「初対面の男に胸触らせた痴女」って事になるんだけど?」 晴絵(動画のコメントだと「勢いで胸触らせちゃうおばか女子高生」って感じだけどな……) 玄「痴女!? ち、違うよぉ。私本当にそんなつもりなくて……」 憧「和だってそんなつもり無いけど、ネットじゃ「長野が生んだエロの化身」とか呼ばれてるわよ。そこ行くと玄は「奈良が生んだエロの化身」になるわね」 玄「うぇぇん! そんな渾名つけられたらもうお嫁に行けないぃぃぃ!!」 灼「そしてそんな化身と一緒に出場する私達……」 憧「言うな……言わないで…………」 玄「おねえちゃぁぁぁん!!」ビエー 宥「だ、大丈夫だよ玄ちゃん。その時は、ほら。責任を取ってもらう? って事で……」 晴絵「逆セクハラした立場でそれは難しくない……?」 穏乃(今度は和や清澄の人達とも一緒に話せたらいいなー) ちなみに、公表されたSKの素顔に注目が集まったので、阿知賀女子麻雀部の事柄はそれ程話題に挙げられなかったという。 カン 前話 次話
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京太郎「中堅戦はあっさり終わったな」 京太郎「今回はエイスリンさんまでいくといいけど、そしたら淡に当たるのか……」 恒子「ヘイ少年、君もしかして三箇牧の生徒だったり?」 京太郎「誰ですかあなた……って!福与アナじゃないですか!」 恒子「お?やっぱ知ってる?いやースーパーアナウンサーは辛いねー」 京太郎「朝のふくよか占い毎日見てます!」 京太郎「……それで、どうして俺が三箇牧だと?」 恒子「ああ、君、個人戦出るでしょ?」 京太郎「ええ、一応」 京太郎「まさか出場選手全員のことを知っているとかですか?」 恒子「そのまさかだけどちょっと違うんだな」 恒子「なんとなく覚えてるだけ、だから名前まではわからないんだよ」 京太郎「それでも凄いですよ!流石ですね!」 恒子「いやぁ、そう言われると照れるねー」 恒子「そうだ!連絡先交換しない?」 京太郎「アナウンサーがいいんですか?そんなこと」 恒子「すこやんにちょっと自慢するだけだよ」 京太郎「わかりました、じゃあ」 恒子「ありがと、君、名前は?」 京太郎「須賀京太郎です」 恒子「そうか、須賀くんか!応援しておくよ、それじゃねー」 京太郎「さようならー!」 恒子(年頃の男子高校生の連絡先ゲットー!) 恒子(すこやん羨ましがるだろうなー) ――――――――――――― 憩「亦野ちゃん元気にしとった~?」 誠子「おかげさまで」 憩「そら良かったー」 灼(この人が全国2位、荒川憩) 灼(……努力する) 哩(余裕あるけん、縛り少なめで行く) 憩(楽しみやな、頑張るで!) 誠子(三箇牧を釣り上げる!) 誠子(勝ってやる!) 副将戦開始 誠子 42000 哩 67500 憩 204100 灼 86400 哩「ツモ、1000・2000」 哩(リザベーション成功!) 誠子「くっ……」 誠子(出鼻をくじかれた!) 東2局 誠子 43900 親 哩 68900 憩 199200 灼 88000 憩「ツモ!1300・2600!」 誠子(また和了られた……) 哩(相変わらずみたいだな) 灼(……) 東3局 誠子 42600 哩 66300 親 憩 204400 灼 86700 誠子「ポン!」 誠子(部長3人相手……上等!) 誠子(私だって負けるわけにはいかないんだ!)トン 哩「ロン、16000」 誠子「うっ……」 哩(縛ればよかった……) 灼(3000点……逃げる!) 東4局 誠子 26000 哩 83500 憩 204100 親 灼 86400 憩「ロン、1000」 誠子「……はい」 誠子(これじゃあいつもの対局みたいだな……) 誠子(淡に、後輩に負担をかけるのか……) 誠子(そんなの、嫌だ) 南1局 親 誠子 25000 哩 83500 憩 205100 灼 86400 同コンマのため、流局 誠子(流れたか……) 誠子(次こそは!) 哩(2発目……) 南1局一本場 親 誠子 25000 哩 83500 憩 205100 灼 86400 哩(リザベーション―――4!) 憩(気持ちよさそうな顔しとるなぁ……) 憩(でも、ウチも負けるわけにはいかないんや)ピキーン 【孔穿つ閃光】発動! 憩「リーチ!」 哩「くっ!」 哩(ここで使うんか?荒川!) 灼(……これ) 憩「ロン!リーチ一発裏1、6700!」 灼の【ボウリング打法】がレベルダウンしました 哩(失敗……もう1回!) 南2局 誠子 25000 親 哩 83500 憩 211800 灼 79700 哩「ツモ、2600オール」 哩(リザベーション、成功!) 誠子(まだだ、まだやれる……) 灼(新道寺を捲る!) 南2局一本場 誠子 22400 親 哩 91300 憩 209200 灼 77100 同コンマのため、流局 南2局二本場 誠子 22400 親 哩 91300 憩 209200 灼 77100 憩「ツモ!500・700!」 照「――――というわけ」 エイスリン「ナルホド」 照「ここまでに2回成功して1回失敗してる」 照「東1局と南2局には注意して」 エイスリン「ワカッタ!」 南3局 誠子 21900 哩 90600 親 憩 210900 灼 76600 哩(リザベーション……まだよか) 憩(これで、機能停止や!)ピキーン 【孔穿つ閃光】発動! 憩「リーチ!」 灼(リーチ……!) 憩「カン!」 誠子(なんだよ、この気迫……) 憩「ツモ!2000オール!」 憩「まだまだ続くで!」 南3局一本場 誠子 19900 哩 88600 親 憩 216900 灼 74600 誠子(何だこれ、有効牌が来ない) 誠子(役牌もバラバラ、運が無くなったみたいだ) 誠子(でも、私なら和了れる!) 誠子「ポン!」 誠子「チー!」 誠子「ツモ!400・600!」 誠子(オーラスだ!) 哩(こんば状態で挑むより、姫子に託すば確率がある) 灼(何が、起きてる?) 南4局 誠子 21300 哩 88200 憩 216300 親 灼 74200 誠子(オーラスも和了る!) 誠子「ポン!」 誠子「ポン!」 誠子「ポン!」 誠子「ツモ、1000・2000」 誠子(淡、後は頼んだぞ) 哩(跳満キーと倍満キー、この点差なら勝てる) 灼(一回も和了れなかった……) 灼(ハルちゃんもこんな感じだったのかな) 副将戦終了 三箇牧 215300 (+15100) 新道寺 87200 (+22300) 阿知賀 72200 (-16800) 白糸台 25300 (-20600) 恒子「副将戦終了ー!」 恒子「1位の三箇牧は失点を取り返し順位をキープ!」 恒子「新道寺は倍満を白糸台に当て、2位!」 恒子「阿知賀は何もできず3位に」 恒子「白糸台はまたもや凹み、4位となっています」 健夜「荒川選手のリーチは相変わらず特異ですね」 健夜「まるでその役で和了れることがわかっているかのようで「いよいよ大将戦!」」 恒子「これから休憩だけど、チャンネルはそのまま!」 健夜「って聞いてよー!」 ――――――――――― エイスリン「イッテキマス!」ムフー 照「頑張って」 郁乃「エイちゃんなら大丈夫やで~」 咏「私みたいに失点してくんなよな」 エイスリン「ウン!」 エイスリン「オマカセアレ!」 エイスリン「ジャアネ!」 京太郎「あ、送っていきますよ!」 灼(焼き鳥……3位に落ちちゃったし) 灼(最悪) 灼(最悪だなぁ……)ズーン 京太郎(ん、あの人たしか阿知賀の……そうだ鷺森さんだ) 京太郎(落ち込んでるみたいだな、失点したんだしそりゃそうか) 京太郎(ちょっと話しかけてみよう) 京太郎「あのー」 灼「なに?誰?」 京太郎「須賀京太郎と云います、今の試合を見てました」 灼「あっそ、だから?」 京太郎「あまり落ち込まないでくださいね!俺応援してますから!」 灼「三箇牧の人が私を応援しててもいいの?」 京太郎「ど、どうしてそのことを!」 灼「浜名湖で玄たちと一緒にいたじゃん」 京太郎「あ、たしかに」 灼「はぁ……帰ろ」 京太郎「でも、応援してるのは本当ですから!」 灼「わかったよ、ありがとね」 ――――――――――――― エイスリン「アワイ!」 淡「エイスリン久しぶり~!」ダキッ 淡「大将戦頑張ってね!」 エイスリン「エ?」 淡「どうせ私が勝っちゃうからさ!」 姫子「そな自信どこから……」 穏乃「よろしくお願いします!」 大将戦開始 親 姫子 87200 ※跳満キー持ち エイスリン 215300 穏乃 72200 淡 25300 姫子「ロン!18000!」 淡「えっ!?」 淡(あと7000点しかないの?) 淡(いきなり極限だけど……) 淡(いーじゃん!いーじゃん!新道寺!) 穏乃(やばいやばい、早く追いつかないと決勝に行けない!) エイスリン(ウゴケナイ……) 東1局一本場 姫子 105200 エイスリン 215300 穏乃 72200 淡 7300 エイスリン「ロン!6700!」 姫子「はい」 淡(みんな破ってくな……まあまだいいけど) 東2局 姫子 98500 親 エイスリン 222000 穏乃 72200 淡 7300 淡「ツモ!500・1000!」 淡(いつも通りやらなきゃね!) エイスリン「ウゥ……」 淡「まだまだ行くよ!」 東3局 姫子 98000 エイスリン 221000 親 穏乃 71700 淡 9300 エイスリン「ツモ!1000・2000!」 淡(まだ動けるんだ……) 淡(これ以上はもう失点しないよ!) 恒子「三箇牧のエイスリン・ウィッシュアート止まらない!」 健夜「ウィッシュアート選手は過去の牌譜が非常に少ないです」 健夜「彼女は13巡目以内にテンパイすることが多いですね」 健夜「打点が高い、とか目立った和了りは少ないけれど」 恒子「なんかあの子の理想通りみたいな感じだよね」 健夜「そう、なんかそんな感じ」 東4局 姫子 97000 エイスリン 225000 穏乃 69700 親 淡 8300 エイスリン「……」トン 淡(ノーテン……) 淡(こんなとこで終わってられない!)トン 【圏外射撃】発動! エイスリン「??」 淡(エイスリンに負荷をかけて) 淡(もう一回!) 和了判定まで戻ります 淡(テンパイ来たこれ!) 淡「ツモ!2000オール!」 エイスリン(?) 穏乃(まだだ、まだ、まだ) 東4局一本場 姫子 95000 エイスリン 223000 穏乃 67700 親 淡 14300 エイスリン「ロン!2300!」 穏乃「は、はい!」 穏乃(この人強いなぁ……) 穏乃(ああ、燃えてきた!) 【インフレーションギア】がレベルアップしました エイスリンに飛び火しました 南1局 親 姫子 95000 エイスリン 225300 穏乃 65400 淡 14300 淡(またノーテンかー) 淡(またエイスリンが和了りそうだし) 淡(はぁ……)ゴッ 【圏外射撃】発動! 和了判定まで戻ります 淡(もともと字牌ばっかで困ってたんだけど) 淡(これならいけるかな) エイスリン(マタ、ウゴケナイ) 穏乃(負けない!負けたくない!) 姫子(次まで持てば……!) 淡「ツモ!字一色!8000・16000!」 東東南西西北北白白發發中中 ツモ:南 菫「大七星、か」 やえ「あいつにピッタリの役だと思っていたが、まさかこの局面で和了るとはな」 南2局 姫子 79000 親 エイスリン 217300 穏乃 57400 淡 46300 姫子「ツモ!4000・8000!」 穏乃(ちょっと、え、嘘でしょ?) エイスリン「オヤッカブリ……」 淡(新道寺凄いなぁ、でもまだまだ!) 淡(大逆転劇はこっからだよ!) 南3局 姫子 95000 エイスリン 209300 親 穏乃 53400 淡 42300 淡(新道寺がまた和了りそう……) 淡(もったいないけど、負けたくないもんね!)ゴッ 【圏外射撃】発動! 和了判定まで戻ります 淡「ロン!24000!」 姫子「へ?」 淡「あと5000点!」 恒子「凄いぞ大星淡!怒涛の追い上げを見せています!」 健夜「彼女はツモを完全に操っている、そのように思えます」 健夜「現に今までウィッシュアート選手や鶴田選手が一向聴になったときから彼女の手は速くなり」 健夜「逆にウィッシュアート選手たちはテンパイからどんどん遠ざかっているように思えました」 健夜「龍門渕の天江衣選手と少し似た雰囲気がありますね」 穏乃(親は流れた、でも新道寺との点差は18000点) 穏乃(倍満以上を当てれば勝ち) 穏乃(勝てる、勝てるんだ!) 【インフレーションギア】がさらにレベルアップしました 【願望描写】のレベルが元に戻りました 南4局 姫子 71000 エイスリン 209300 穏乃 53400 親 淡 66300 穏乃(できた!高目でジュンチャンピンフ二盃口ドラ2) 穏乃(これを和了れば……)スチャ 穏乃(捨てる牌が無い……あれこれツモってんじゃない?) 穏乃(やっばいどうしよ、もう一回!) 穏乃(状況を整理しよう、えーっと) 一二二三三778899⑨⑨ ツモ:四 穏乃(とりあえず四萬を切っておこう) 穏乃(これで一萬をツモれるといいんだけど……) 淡「チー」 淡(阿知賀、どうして負荷が効いてないの?) 淡(嘘でしょ、これじゃあ、このままじゃ)トン一萬 穏乃(あと2枚……) エイスリン(テンパイ、デキナイ)グスッ エイスリン(コレデ、イーシャンテン……)トン一萬 穏乃(やばい、あと一枚しかない!どうしよ!) 穏乃(お願い!来て!)スチャ 穏乃(来ないよね……)トン 淡(今は新道寺から点を取ることに集中しよう)トン 姫子(逃げ切る!)トン エイスリン(umm……) エイスリン「カン!」 淡(ここでカンって、どういうことよ!) 穏乃(ドラ乗った!このまま、お願い、来て!)スチャ 穏乃「よし!」 穏乃「ツモ!平和ジュンチャン二盃口ドラ4!」 穏乃「6000・12000!」 大将戦終了 三箇牧 203300 (-12000) 阿知賀 77400 (+5200) 新道寺 65000 (-22200) 白糸台 54300 (+29000) 恒子「準決勝決着!!」 恒子「決勝への進出を決めたのは!」 恒子「オーラスで大逆転を果たした阿知賀女子学院と!」 恒子「先鋒戦から1位をキープし続けた三箇牧高校!」 恒子「白糸台高校の大星淡が驚異的な追い上げをするものの一歩及ばず、三連覇の夢は潰えました!」 健夜「個性的な選手ばかりで良い試合でしたね」 健夜「大将戦オーラスでの高鴨選手の和了には目を見張るものがありました」 健夜「決勝戦も実に楽しみです」 恒子「決勝戦は明後日!」 恒子「決勝戦前半はご覧のチャンネルで!」 ――――――――――――――― 京太郎「お疲れ様でした」 エイスリン「ゴメンネ……」 京太郎「どうして謝るんですか?」 エイスリン「テン、トラレタカラ……」 京太郎「誰も怒りませんよ、淡から逃げ切ったんですしもっと胸張りましょうよ!」 エイスリン「……ウン!」 京太郎「じゃあ戻りましょうか」 ――――――――――――――― 淡「…うぐっ…ぐすっ……」ポロポロ 淡(勝てなかった……やえ先輩たちにあんなに大見得きって来たのに) 淡(これで、終わりなの……) やえ「こんなところにいたのか」 菫「まったく、さがすこっちの気にもなってくれ」 淡「やえ先輩、菫先輩」グスッ 誠子「見つかったんですか?」 尭深「心配したよ」 淡「たかみ先輩たちも……っ」ポロポロ 淡「みんな……ごめんなさい」 菫「何を言っているんだ、淡はよくやったよ」 やえ「私たちが不甲斐なかったんだ」 やえ「一年生の淡に負担をかけてしまっていた」 やえ「私の方こそすまなかった」 菫「すまなかった」 淡「うっ、うえっ……っ……」ポロポロ 尭深「淡ちゃん、みんなと帰ろ、ね?」 淡「うっ、ん……」 夜 京太郎「ただいまですー」 竜華「お帰りー」 京太郎「なんだかすごく久しぶりに帰ってきた気がする……」 竜華「なあなあ京くん、何かして遊ばへん?」 京太郎「まあ、いいですけど」 京太郎「何か、って何するんですか?」 竜華「あー……京くんの好きなことでええでー」 京太郎「うーん、それじゃあ…………」 竜華「ツイスターゲーム?」 京太郎「はい!」 竜華「でもマットとかどうすんの?」 京太郎「たしかフロントに行けば借りられたはずです」 竜華「ならルーレットは?」 京太郎「2人用のルーレットのアプリがあるらしいですよ」 京太郎「この前郁乃さんがくれたんです」 竜華「なんやそれ……」 京太郎「次は左足を青です」 竜華「はいは~い」 竜華「次は右手を緑んとこやって」 京太郎「はいよっと」 京太郎「あ」 竜華「えっ?」 京太郎(竜華さんの顔が近い……なんだかいい匂いもするし) 京太郎(流石はツイスターゲーム!) 京太郎「次は左手を赤に、だそうです」 竜華「ん……っと」 竜華(こ、これ、ウチが京くんの下におる?) 竜華(この体勢、なんか嫌やな……) 竜華「次、左手を青に、やって」 京太郎「はい」 京太郎(俺が竜華さんに覆いかぶさってる体勢……) 京太郎(いやいやダメだ!そんなことは考えちゃダメだ!) 竜華「京くん……次」 京太郎「あ、はい、えーっと右手を黄色、だそうです」 竜華「ん、もうちょい……」ズコッ 竜華「あ!」 京太郎「え?」 ドシーン 京太郎「すみません、倒れちゃいました……」 竜華(あれ?ウチ、ひょっとして……) 京太郎(これじゃあまるで俺が……) 京太郎(背中から押し倒してるみたいだ) 竜華(後ろから押し倒されてる……!?) 京太郎「す、すみません!」 竜華「ううん!こっちこそ!」/// 【7日目】終了 【インターハイ 8日目】 京太郎「おはようございます」 竜華「お、おはよっ!」プイッ 京太郎(あの後からなんだか気まずいな……) 京太郎(さて、何をしよう) 京太郎「竜華さん」 竜華「な、なんや」プイッ 京太郎「また遊びましょう!」 竜華「は……?」 京太郎「昨日、あんなことしてしまったのは謝ります」 京太郎「だから今日は仲直りのために遊びましょう!」 竜華「べ、別に、ええけど……」 竜華「ツイスターはもう嫌やで」 竜華「マリオパーティー?」 京太郎「DSliteなら郁乃さんが8台くらい持ってたんで」 竜華「なんでそんなに持っとるんやあの人……」 京太郎(竜華さんとだけだと気まずいからな……誰を誘おう) 照「ルールはどうするの?」 京太郎「じゃあバトルロイヤルにするか」 憩「えー!ウチタッグマッチがええ!」 憩「京太郎くんと組みたい!」 照「京は誰にも渡さない」 京太郎「バトルロイヤルで」 憩「え~!」 竜華(2人とも京くんと仲ええな……) 竜華(羨ましいな……) 1位 憩 2位 照 3位 京太郎 4位 竜華 京太郎「全然だめだ……慣れてないからなのかな……」 竜華(集中できへんかった……はぁ……) 憩「ウチが1位ですーぅ!」 照「あと1枚……」 憩「ほな1位ボーナスや!京太郎くんに命令するで!」 京太郎「えっ、そんなの聞いてませんよ」 憩「言わなかったからな~」 憩「命令はデートや!」 照「は?」 竜華「は?」 憩「インターハイ終わったあと2日くらい残るらしいやろ?」 憩「せやから、どうや?」 京太郎「どうって、命令ですし……金ないですけどいいんですか?」 憩「ええでええで」 京太郎「じゃあ、行きましょうか」 憩「京太郎くん大好きや!」 竜華「」ムッ 照「」ムムッ 照「ねえねえ清水谷さん」ボソボソ 竜華「なんや?」ボソボソ 照「個人戦」ボソボソ 竜華「……りょーかい」ボソボソ 照「憩、特訓しに行こ」 憩「わかったで、京太郎くんバイバイ~」 竜華(仕返しや!) 京太郎「デート……初デート……」ブツブツ 竜華(むっ) 京太郎「さてと、昼飯食べに行くか」 京太郎「というわけでサイゼリヤとうちゃーく!」 竜華「いつもサイゼリヤなんやな」 京太郎「少しあったかくないので……」 竜華「まあさっさと入ろか」 京太郎「そうですね」 メニュー 東北風グラタン 関東風ドリア 中部風カルボナーラ 関西風タコのカルパッチョ 九州風ハンバーグ 京太郎「たった500円でこの味、この量」 京太郎「生きててよかった……」 竜華「大袈裟やなぁ、あ、ソースついとるで」フキフキ 竜華「うん、取れたな」 京太郎「竜華さんはカルボナーラですか」 竜華「おしゃれやろ?」 京太郎「竜華さんもソースついてますよ」フキフキ 竜華「お、おおきに」 京太郎「いえいえこのくらい」 ナンダヨアレ イチャイチャシテルワネー セッソウナイワネー チクワダイミョウジン ネー 竜華「…………///」 京太郎「き、気にせず食べましょうよ」 竜華「うん……」カァァ 京太郎「周りの視線が痛かった……」 京太郎「何をしよう」 京太郎「そういえば、淡と遊びに行く約束をしてたな」 京太郎「誘ってみるか」ピッ prrr prrr prrr prrr ガチャ 淡『はい?』 京太郎「須賀だけど、淡今暇か?」 淡『おかげさまで』 京太郎「じゃあ俺と遊びに行かないか?確か約束してたろ?」 淡『あああれね!憶えててくれたんだ!そだねー、何して遊ぼっか』 淡『わかった、じゃあ○○駅に集合ね』 京太郎「了解、じゃ」ピッ 京太郎「ここが淡のおすすめの場所なのか?」 淡「うん」 京太郎「ただの公園みたいだけど」 淡「私らしくないって?」 京太郎「……まあ」 淡「ここって色んな人がいるんだよね」 淡「近所のがきんちょたち、おじいちゃんとかおばちゃん」 淡「みんな顔も背丈も口調も違う」 淡「性格も声色も」 淡「こんな、あんまし大きくない公園でも世界はあるんだなっていつも思うんだ」 淡「それだけ多くの人がこの世界にいるわけで、自分もそのうちの一人なんだ、ってわかった」 淡「それが昨日のことなんだけどね」 淡「ごめん……楽しくないよね、こんなの」 淡「まだ引っ張っちゃってんのかな…………」 京太郎「そうか?」 京太郎「俺は別にいいと思うぞ」 京太郎「淡のことがもっとわかった気がするし、淡の言うこともなんだかわかる気がする」 淡「京太郎……」 京太郎「それとさっきから言おうと思ってたんだけど」 京太郎「目、腫れたまんまだぞ」 淡「あはは、わかってるよ」 淡「もう大丈夫!スミレとは違って京太郎に励まされるほどヤワじゃないからね!」 京太郎「ど、どうしてそのことを」 淡「細かいことはおいといて、今度は京太郎のことを知りたいな!」 京太郎「俺のことか?」 淡「うん!」 ―――――――――――― 京太郎「あの後俺は何を話していたんだろう」 京太郎「そういう自分の考えみたいなのを話すのはあんまり得意じゃないんだよな……」 夜 京太郎「餃○の王将に来たぞ!」 淡「大阪○将とたまに被るよね」 照「あれ、京?」 京太郎「照も来てたのか?」 照「うん、大食いに成功で代金なしなんだって」 京太郎「なにっ!?」 照「あと10分以内に食べきれれば代金なしで、現金1000円がもらえるらしい」 京太郎「なんだと!?」 照「それと、どうして大星さんと一緒にいるの?」ジトッ 京太郎「ちょっと遊んでたんだ」 淡「初めまして!大星淡といいます」 照「よろしく、個人戦楽しみにしてる」 淡「私もです!」 メニュー 大食い餃子セット 1000円 餃子・チャーハンセット 600円 餃子一人前 300円 チャーハン 400円 ラーメン 500円 京太郎「大食いにチャレンジするぞ!」 照「喧嘩上等」 淡「私も頑張るよ!」 「こちら、大食い餃子セットになります」 「ご健闘を祈ります」 照「このために朝と昼を抜いてきたんだ、食べきる!」 淡「女子高生の胃袋なめないでよね!」 京太郎(量多いな、大丈夫かな……) 照「やっと食べ終わった……」ゲフッ 淡「うそっ!まだ8分しか経ってないのにこの量を!?」 京太郎「やっばい、すごくきつい」 【さらに10分後】 淡「ごちそうさまでした」 京太郎「げほっ、ごほっ」 照「大丈夫?」サスサス 京太郎「こ、このくらい!」 京太郎「やってやる!」 ――――――――――――― 「ありがとうございましたー」 照「京、本当に大丈夫?」 京太郎「もう無理、2人とも、先に帰っててくれ!」 淡「そんな!じゃあ京太郎はどうするっていうの?」 京太郎「漢ってやつにはよぉ、戦わなくちゃいけないときっていうのがあるんだよ」 京太郎「あばよ!」ダダダダダ 照「京!」 淡「京太郎!」 京太郎(みんな、今までありがとう) 京太郎(俺、須賀京太郎の生涯に、一片の悔いなし!) 京太郎「おええええええええ」 【8日目】終 【インターハイ 9日目】 京太郎「いよいよ決勝、相手は姫松と……清澄」 京太郎「まさか決勝で咲たちと当たるとはな」 竜華「京くん、顔色悪いけど大丈夫?」 京太郎「決勝戦前、対策を怠らずに」 京太郎「決勝戦開始は正午」 京太郎「時間が無いんだよな」 京太郎「やっぱり一番対策をするべきは咲、だよな」 京太郎「だとすればやはり呼ぶべきは……」 照「それで私に」 京太郎「そうだ、一緒に頑張ろう」 照「……わかった」 照「咲を攻略する方法……」 京太郎「わかんない……」 照「槍槓ならなんとかなるかも知れないけど」 京太郎「長野の県予選でやられてるから通じにくい」 照「でも、やってみる価値はある」 京太郎「だな」 京太郎「ついに決勝戦か」 郁乃「緊張してきたな~」 咏「全然そうは見えないんだけどねぃ」 エイスリン「キョウコソハ!」 照(咲……) 照(今日は使ってみようかな……) 郁乃(善野ちゃん、負けへんで)ギッ ―――――――――――――――― 善野「ここまで来たんや、優勝するで!」 洋榎「準決ではへこんだけど、次は負けないで!」 漫「私は今の調子で」 絹恵「私も頑張るで!」 由子(よりにもよって代行の妹さん……) 恭子「ゆーこ、大丈夫なんか?」 由子「妹さん対策はバッチリなのよー」アハハ ―――――――――――――――― 穏乃「みんなでここまで来た!やっと和と遊べる!」 穏乃「みんなで勝とう!」 玄「うん!」 憧「もう一回あの小さいのをとっちめなきゃだからね」 宥「頑張ろうね」 灼「今さらだけど原村さんと当たるのって私なんだよね……」 ――――――――――――――――― 優希「うぅ~タコスがないと力がでないんだじぇ……」 美穂子「またタコさんのお弁当作ってきましたから、はい」 優希「おお!ありがたいじょ!」 久「いつもありがとね、美穂子」 美穂子「いえ、皆さんのお力になれて嬉しいです」 和(穏乃、憧、玄さん……) 桃子「いよいよ照姉とっすね!」 咲「うん、一緒に頑張ろうね」 桃子「はいっす!」 咲(お姉ちゃん……私、勝つから)ゴォッ 優希(この人が咲ちゃんのお姉ちゃんか……) 玄(この子、小さいころの憧ちゃんにそっくり) 照(決勝戦……) 漫(何か空気重いな……) 開局 親 優希 100000 照 100000 玄 100000 漫 100000 優希(東一なのにテンパイできないじぇ……) 漫(相手はチャンピオン宮永照) 漫(善野監督も戻ってきてみんなでここまで来たんや!) 漫(絶対に負けられへん!) 玄(テンパイ……宮永さんは最初は和了らない) 玄(今は攻める!) 玄「ツモ!4000・8000です」 照「…………」 【照魔鏡】発動! 【タコスパワー】がレベルダウンした! 優希「!?」 優希(今の、なんか咲ちゃんみたいな……) 漫(神代さんみたいやったな……) 東2局 優希 992000 親 照 996000 玄 116000 漫 996000 漫(テンパイきたで!) 漫(このままガン!) 漫(ドン!) 漫(ズドーン!)トン 照「ロン、1500」 漫「はい……」 東2局一本場 優希 92000 親 照 97500 玄 116000 漫 94500 照「ツモ、1100オール」 優希(和了れる気がしないじょ……) 玄(今回は守りに徹するのです!) 漫(調子悪いなぁ) 東2局二本場 優希 90900 親 照 100800 玄 114900 漫 93400 照「ツモ、2200オール」 照(咲の出番が来る前になるべく点数を削る) 照(容赦はしない) 優希(東場なのに和了れないじょ……流石は咲ちゃんのお姉ちゃんだじぇ) 玄(まだまだだよ!)フヌー 漫(東二でもうこんなに重い……) 漫(-で帰ったらまた落書きやな) 漫(よし、一発いっとくか!) 【爆撃】発動! 東2局三本場 優希 88700 親 照 107400 玄 112700 漫 91200 漫(三巡目テンパイ、でもドラなし、役もタンヤオのみ) 漫(まあええ、チャンピオンを止めたる!) 漫「リーチ」 照「…………」 照(思ったより攻めてくるの早かったな) 照(どうなるやら) 玄(先制リーチ……!) 玄(姫松の上重さん、すごい)トン 漫「ロン、3900の三本場は4800」 玄「えっ」 漫(アンタのせいで打点低いからな、このくらいはさせてもらわんと) 漫(そんで、もう一発!) 【連鎖爆撃】発動! 東3局 優希 88700 照 107400 親 玄 107900 漫 96000 絹恵「上重さん、和了りましたね」 恭子「このまま和了り続けてくれたらええんやけど」 照『ロン、1000』 由子「今日も不発なのよー」 東4局 優希 88700 照 108400 玄 107900 親 漫 95000 玄(あれ、テンパイしてる?) 玄(でもリーチはしないで……) 優希(和了れないまま、もう南入だじょ……)トン 玄「ロン!3900です」 優希「じょっ!?」 漫(人和は無しやったっけ) 照(また止められた……ぐぬぬ) 南1局 親 優希 84800 照 108400 玄 111800 漫 95000 照「ロン、1000」 照(おかしい、何かがおかしい) 照(とりあえず和了り続けよう) 南2局 優希 84800 親 照 109400 玄 111800 漫 94000 照「ロン、2900」 漫(やっぱりダメか……) 優希(タコぢからが切れたじょ……) 優希(やっぱりタコスじゃないと) 漫(まだまだ頑張るで!)フンス 玄(あれはなかなかのおもち!) 玄(今まであんまり見かけなかったけど、何か漲るよね!) 南2局一本場 優希 84800 親 照 112300 玄 111800 漫 91100 照「ロン、6100」 霞「最近照ちゃんの不調が多いわね」 京太郎「緊張してる、なんてことはないでしょうけど」 憩「でも、清澄は妹ちゃんがいるとこなんやろ?」 京太郎「そのくらいで照が緊張は無いと思うのですが……」 南2局二本場 優希 78700 親 照 118400 玄 111800 漫 91100 照「ロン、8400」 漫(ほんまに調子悪い……) 漫(打点低い、ツモ悪い) 漫(またあんときみたいなのが来れば……) 南2局三本場 優希 78700 親 照 126800 玄 111800 漫 82700 照「ツモ、3500オール」 照(今日はどれだけ抉れるか) 漫(3500オールって、ほとんど親満やないか……) 玄(まだ、-じゃない) 南2局四本場 優希 75200 親 照 137300 玄 108300 漫 79200 照「ツモ、4400オール」 玄(宮永さんの満貫) 漫(次は、跳満以上か……) 優希(絶対に止めたいじぇ!) 玄(……でも) (*1)) 南2局五本場 優希 70800 親 照 150500 玄 103900 漫 74800 照(慣れてきたとはいえ、やっぱりまだきつい) 照(リーチかけるか……) 照(狙いは、阿知賀) 照「リーチ」 玄(ドラを切れば宮永さんの裏をかける……) 玄(でも、そんなことしたら……ダメ) 玄(ここはこれを)トン 照「ロン、19500」 玄「はい……」ギュッ 南2局六本場 優希 70800 親 照 170000 玄 84400 漫 74800 照「リーチ」 漫(ダブリー……今までの片岡さん見とるみたいやな) 玄(うぅ……テンパイできないよぉ……) 漫(宮永さんの高いのを流す……そういえば二回戦のときに)トン 照「ロン、25800」 漫(そうか、そうすればええんやな) 南2局七本場 優希 70800 親 照 195800 玄 84400 漫 49000 漫(次は三倍満、38100) 漫(絶対に阻止せな!) 漫「ポン」 漫「チー!」 優希(姫松の人、急に鳴くようになったじぇ……どういうことだ?) 玄(テンパイした……ドラはまだあまり来てないけど) 玄(ここで止めないと……) 照(三倍満をドラなしでって相当難しいんだけど……) 玄「ツモ!2300・3900です!」 照(とか言ってる間に止められた) 南3局 優希 68500 照 191900 親 玄 92900 漫 46700 同コンマのため、流局 漫(連携で流そ思ったら阿知賀が和了るとはな、意外や) 漫(あとは最小失点でいく!) 優希(まだ一回も和了れてないのに、もうオーラスだじょ……) 照(ここまでかな……) 漫(あーあ、またあのときみたいになれたらなー) 漫(はぁ………っ!)ゾクッ 【爆撃】発動! オーラス 優希 67000 照 193400 玄 91400 親 漫 48200 優希(このままじゃみんなに会わす顔が……あれ) 優希(これは……) 優希「リ、リーチだじぇ」 漫(またダブリー!?) 漫(ちょ、この場面って、え?) 漫(とりあえず、これや!)トン 優希「ロン!24000だじぇ!」 漫「はいはい2400な……って、は!?」 先鋒戦終了 三箇牧 193400 (+93400) 阿知賀 91400 (-8600) 清澄 91000 (-9000) 姫松 24200 (-75800) 漫「あはははははははは、はは」 優希「おつかれだじぇ!」 照「お疲れ様」 玄「う、上重さん大丈夫ですか?」オロオロ 漫「大丈夫なわけないやろ、あーひゃっひゃひゃっひゃ、いーひっひっひ」 玄(こ、壊れてる……!) 咏「これまた次鋒で飛んじゃうんじゃねえの?しらんけど」 郁乃「いや、真瀬ちゃんはそんなに弱い子やない」 郁乃「……ほな行ってくるで~」 憩「なんいま雰囲気が違ったような……」 京太郎「あ、俺ちょっと出かけてきます」 恒子「先鋒戦終了ー!」 恒子「1位は9万得点、チャンピオン宮永照擁する三箇牧高校!」 恒子「なんとか難を逃れた阿知賀、清澄は拮抗状態」 恒子「4位の姫松は3位の清澄と7万点差!次鋒戦で巻き返しなるか!?」 ―――――――――― 京太郎「先鋒戦がやたら長く感じるのはなぜなんだろうな」 照「あ、京」トテトテ 照「いまの試合、どうだった?」 京太郎「やりすぎだな」 照「頑張ったんだよ?」 京太郎「本気でやるのは悪いことじゃないんだけど、これじゃあな」 照「むぅ……」 京太郎「まあこの後どうなるかわからないし、お菓子でも買いに行くか」 照「お菓子!早く行こう!」ダッ 京太郎「ちょっと待てってー」 ―――――――――― 由子(先鋒戦、まさか漫ちゃんが削られるとは思わなかったのよー) 由子(三箇牧対策と阿知賀対策はバッチリ) 由子(清澄対策もバッチリ、取り返すのよー) 由子「さあ始めるのよー」 宥「あの、まだ清澄の人が来てないみたいなのですが……」 桃子「私なら……「清澄はそこにいるのよー」」 宥「へ?」 桃子「はい?」 桃子「どうして私のことがわかったっすか?」 由子「自分の胸に手を当てて考えてみるといいのよー」 桃子「?」 郁乃(真瀬ちゃん、見ないうちにちょっと変わったな~)
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2 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/10(土) 02 40 59.16 ID YPUkzQaK0 [1/2] モモの好感度が30上がりました 放課後 京太郎「よし、放課後だ」 京太郎「さて、どうしようか」 1.麻雀部に顔を出す 2.まだ教室に残る 3.帰る 4.自由安価 安価下3 7 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/10(土) 02 47 33.00 ID YPUkzQaK0 [2/2] 京太郎「どもー」ガララッ 足手まといだけど、やれるだけはやらないとな。 えーっと……先に部室に居るのは……? 0~20 ゆみ 21~40 モモ 41~60 智美 61~80 佳織 81~99 睦月 安価下1 10 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/10(土) 02 54 37.09 ID XDvwKWZs0 [1/3] 睦月「……」ピクッ 睦月「須賀……」 京太郎「あれ?睦月先輩」 睦月「須賀、調子はどうだ?」 京太郎「なかなかのなかなかですね」 睦月「そうか、それなら良かった」 京太郎「?」 変な睦月さんだ。 睦月「……」 睦月(私は……須賀の事が……) 好感度上昇安価 コンマ判定 0~30 小 31~60 中 61~99 大 安価下1 12 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/10(土) 02 59 22.96 ID XDvwKWZs0 [2/3] 睦月の好感度が20上がりました ーーー 行動フェイズ 夕方 京太郎の部屋 京太郎「さて、何をするか」 行動フェイズ夕方 京太郎「何をしよう」 1 「雀荘に行ってみようかな」 2「街をうろうろするかな」 3「メールしようかな」 4「電話しよう」 5「LINEしよう」 6.バイト 7.TwitterとFacebookに登録 8.自由安価 安価下4 18 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/10(土) 03 08 22.73 ID XDvwKWZs0 [3/3] 京太郎「街をうろうろするか」 京太郎「よーし。街に繰り出すぞ!」 田舎だけどな ーーー 京太郎「うーん」 京太郎「……」 京太郎「まぁこんなもんだろうな」 京太郎「流石田舎」 京太郎「さて、どうしようか」 1.アナウンサーとたまたま会う 2.ゆみさん?どうしてここに? 3.うろうろ 安価下3 24 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/10(土) 03 21 54.69 ID 9DmQKnAj0 [1/3] 京太郎「うーんもう少しうろうろするか」 京太郎「もっとうろうろするか」 折角だし! 京太郎「と言っても慣れ親しんだ街だもんな」 京太郎「さて、何処に入ろうかな……って?」 京太郎「制服を着てる女の人が困っている様子だ」 どんな人? 1.魔王 2.ピンクおもち 3.意地悪そう 4,たこす 5.まっこまっこまっこりーん 安価下3 29 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/10(土) 03 31 32.82 ID 9DmQKnAj0 [2/3] 京太郎「えっと……」 久「こんな田舎でナンパ?他を当たって欲しいわ」 ナンパ「いいだろ?ちょっとぐらい」 久「はぁ……」 京太郎「よしっ」 京太郎「おい、嫌がってるだろ」ガシッ ナンパ「あ?んだと!?」 ギリギリ ナンパ「っつ……いてぇ!」 京太郎「鍛えた甲斐があったな……もうやめといた方が身の為だぜ?」 ナンパ「ちっ……つまんねえ」スタスタ 京太郎「ふぅ……行きましたね」 京太郎「って貴方は……」 久「あなた……鶴賀の雑用」 京太郎「……」ガクッ 京太郎「須賀京太郎です。咲は元気ですか?」 久「ええ、とても」 久の好感度・依存度判定安価 コンマ判定 安価下1 32 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/10(土) 03 38 09.84 ID gfJd+qRW0 [1/2] 久の好感度86 久「助けてくれてありがとう須賀君」 京太郎「いや、当然の事をしたまでですよ」 京太郎「全国大会……鶴賀の分も頑張ってください」 久「そうね、当然よ」 久「あっ……!」 久「ちょっと鶴賀さんに相談したい事が……」ゴニョゴニョ 京太郎「……竹井さん」 京太郎「計算高い人ですね」 久「この偶然にあやかって、ね?」 京太郎「みんなに伝えておきます」 久「はい、これ。私の電話番号とLINE」 京太郎「分かりました」 好感度上昇安価コンマ判定 0~30 小 31~60 中 61~99 大 安価下1 35 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/10(土) 03 41 40.40 ID gfJd+qRW0 [2/2] 久の好感度が10上がりました 行動フェイズ 夜 京太郎の部屋 京太郎「さて、何をするか」 1 「雀荘に行ってみようかな」 2「街をうろうろするかな」 3「メールしようかな」 4「電話しよう」 5「LINEしよう」 6.バイト 7.TwitterとFacebookに登録 8.自由安価 安価下4 41 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/10(土) 03 57 34.02 ID PKxN2EMO0 40 (歓喜) 京太郎「雀荘にいってみよう」 ーーー roof top 京太郎「まあやっぱりここになるか」 まこ「いらっしゃい」 京太郎「あ……」 まこ「ん?あんたは咲の幼馴染の京太郎じゃったか?」 まこ「まぁゆっくりしていきんさい」 京太郎「はい、ありがとうございます」 京太郎「さて、どの卓に座ろう」 ゾロ目ボーナス! 0~20.ちっちゃなプロが居る卓 21~40.シャーマン 41~60.すばらなおもちが! 61~80.プンスコ! 81~99. 上記四人から選べます 43 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/10(土) 04 01 46.79 ID m+eAb7w20 42のコンマの結果 詠、良子、はやり、理沙から選べます 1.詠 2.良子 3.はやり 4.理沙 好みのキャラを選らんでください 安価下5 50 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/10(土) 04 24 48.34 ID apuacuEX0 京太郎「よろしくーっす」ガタッ まこ(おっ……あの卓は) 良子「this……way」 ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ 京太郎「?」 ーーー 京太郎「」 良子「飛び……ですね」 京太郎「もう一回!」 ーーー 良子「飛び……ですね」 京太郎「」 京太郎「もう一回!」 ーーー 京太郎「」 良子「中々筋がいいですけど……始めたばかりですか?」 京太郎「春に始めたばかりです」イジイジ 良子「よければ、また近い内にレッスンしてあげましょうか?」 京太郎「よろこんで!」 良子「ふふっ」 好感度判定安価 コンマ判定 まこ 安価下1 良子 安価下2 53 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/10(土) 04 34 03.97 ID +O0mEmZc0 まこ 依存度144 良子 好感度76 京太郎「まさかプロ雀士の戒能良子だったとは……」 京太郎「しかも電話番号までいただいて……いいんですか?」 良子「大丈夫です。モーマンタイ」 京太郎「今日はありがとうございます」 良子「オーケー 」 良子「それではまた会いましょう」 良子の好感度上昇安価 0~30 小 31~60 中 61~99 大 56 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/10(土) 04 41 11.55 ID 9DmQKnAj0 [3/3] 良子の好感度が20上がりました 良子「それにしてもあの少年にまとわりつくもの……とてもとても」 良子「悍ましい」 良子「まだ霊やその類いの方が可愛い」 良子「生霊……それも。複数の鬼のような……」 良子「惚れた以上見守らなければ」 ーーー 京太郎の部屋 京太郎「そろそろ寝るか」 prrrrr 京太郎「ん?」 京太郎「電話だ」 自由安価 この週で出会ったキャラのみ 前週キャラは不可 コンマ85~99 は強制的に前週orこの週のヤンデレが選択されます 安価下1 58 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/10(土) 04 49 41.05 ID 30kl6JUB0 [2/2] 京太郎「もしもし?」 良子『京太郎』 京太郎「わっ、良子さんですか」 良子「私では不服でしたか?」 京太郎「そ、そんな事ないですよ!」アセアセ 良子「それなら良かった」クスッ 良子「気をつけてください」 京太郎「?どうしたんですか?いきなり」 良子「あなたは常に危険に晒されている……思い当たる節もあると思います」 京太郎「……肝に命じておきます」 一日が終了しました 86 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/11(日) 03 03 30.60 ID 2lp7PkYm0 [1/7] じゃけん始めます 良子の好感度が10上がりました 京太郎「おはよう」 京太郎「……海藻に首を締められる夢をみた」 京太郎「嫌な目覚めだ」 朝 行動フェイズ 京太郎「さて……何をしよう」 1.登校 2.サボる 3.自由安価 安価下5 93 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/11(日) 03 07 41.48 ID 2lp7PkYm0 [2/7] 京太郎「よし、学校行くか」 ーーー 放課後 京太郎「よし、放課後だ」 京太郎「さて、どうしようか」 1.麻雀部に顔を出す 2.まだ教室に残る 3.帰る 4.自由安価 安価下3 98 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/11(日) 03 10 41.25 ID 2lp7PkYm0 [3/7] このスピード感たまらないです 京太郎「麻雀部に顔を出すか」 ガララッ 京太郎「ちーっす」 足手まといは嫌だからなぁ。 えーっと……先に部室に居るのは……? 0~20 ゆみ 21~40 モモ 41~60 智美 61~80 佳織 81~99 睦月 安価下1 105 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/11(日) 03 16 27.29 ID g82PkotF0 [2/3] 麻雀部全員の好感度が30上昇 京太郎「」 智美「」 モモ「」 ゆみ「」 睦月「」 佳織「」 京太郎皆さんお着替え中ならそう言って下さいよ…… モモ……おもちでけえ…… ゆみ「きょーたろーくーん?」ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ モモ「ノックしてって言ったのに……これで二回目っすよ?」 智美「ワハハ、けしからんなー」 佳織「もうっ……」 睦月「ほう……?」 「「「「「出てけー!!!」」」」」 京太郎「ごめんなさい!」ピシャッ ーーー ゆみ「ったく……」 智美「でも、皆は見られて嫌だったかー?」 「「「「「………」」」」」 智美(全く……罪な男だぞ、京太郎) 107 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/11(日) 03 21 37.63 ID zhl820980 [1/3] 行動フェイズ 夕方 京太郎の部屋 京太郎「さて、何をするか」 行動フェイズ夕方 京太郎「何をしよう」 1 「雀荘に行ってみようかな」 2「街をうろうろするかな」 3「メールしようかな」 4「電話しよう」 5「LINEしよう」 6.バイト 7.TwitterとFacebookに登録 8.自由安価 安価下4 113 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/11(日) 03 28 33.08 ID oIiR/dnF0 [1/2] 母は家に居るので安価下採用 京太郎「よし、バイトするか」 京太郎「っても……この時間だから……」 重要な安価です。ゆっくり考えて選らんでください 1.土方 2.麻雀喫茶←危険 3.自由安価 安価下5 119 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/11(日) 03 43 34.71 ID sNAg9YEO0 土方「オラァァァァァァァ!!!!!!!!!!!!」 京太郎「ひえええええええぇぇぇ!!」 土方「ちゃんとやれやぁぁぁぁ!!!」 京太郎「はぁぁぁぁぁぁぁいいい!!」 ーーー 土方「ほれ、今日の給料」 京太郎「あざっす!」 土方「お前、手際良かったなぁ」 土方「前もこういう仕事やってたのか?」 京太郎「?やってないでよ?」 土方「そーか、ほれっ行っていいぞ」 121 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/11(日) 03 47 17.50 ID cxSwqdDo0 [1/5] 行動フェイズ 夜 京太郎の部屋 京太郎「さて、何をするか」 1 「雀荘に行ってみようかな」 2「街をうろうろするかな」 3「メールしようかな」 4「電話しよう」 5「LINEしよう」 6.バイト 7.TwitterとFacebookに登録 8.自由安価 安価下4 130 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/11(日) 04 06 53.52 ID wc2nYS/f0 [1/2] 良子の好感度が50上がりました 京太郎「もしもし?」 良子『もしもし』 京太郎「げんきですか?」 良子『ええっ勿論』 良子『嬉しいですね』 京太郎「あはは……」 良子『心配してくれてありがとうございます』 京太郎「当然ですよ!」 良子『……』 良子『アイ ラブ ユーですよ』 プツッ 京太郎「」 ーーー 良子「ふふっ///」 良子「やってしまいました……うぅ」ジタバタ 131 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/11(日) 04 12 06.15 ID wc2nYS/f0 [2/2] 良子「ですが……私が観察保護をする必要がありますね」 良子「京太郎……あなたの為なら私は」 良子「どうなってもいい」 ーーー 京太郎の部屋 京太郎「そろそろ……寝よう」 prrrrr 京太郎「ん?」 京太郎「電話だ」 自由安価 この週で出会ったキャラのみ 前週キャラは不可 コンマ85~99 は強制的に前週orこの週のヤンデレが選択されます 安価下1 133 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/11(日) 04 22 18.20 ID bnyREZM40 佳織の好感度が10上がりました 京太郎「もしもし?」 佳織「もしもしー」 京太郎「佳織さんですか」 佳織「京太郎君、元気ー?」 京太郎「はい!元気です……けど」 佳織「けど?」 京太郎「新たな悩み事が出来てしまいました」アハハ 佳織「もうっ!」 佳織「元気だしなよ!」 佳織「らしくないよ!」 京太郎「……はい」 プツッ 京太郎「って言われてもなー」ゴロンッ 一日が終わりました 138 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/11(日) 04 36 46.71 ID g82PkotF0 [3/3] 京太郎「おはよう」 京太郎「……良子さん?」 京太郎「……」 朝 行動フェイズ 京太郎「さて……何をしよう」 1.登校 2.サボる 3.自由安価 安価下5 144 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/11(日) 05 00 07.62 ID o7hmJziC0 [1/7] 京太郎「よし!」 京太郎「心機一転!!学校行くぞ!」 ーーー 通学路。 京太郎「……」 京太郎「?」 京太郎「誰かに見られてる?」 ーーー モモ「ふふっ……」 モモ「きょーさん///」 ーーー 放課後 京太郎「よし、放課後だ」 京太郎「さて、どうしようか」 1.麻雀部に顔を出す 2.まだ教室に残る 3.帰る 4.自由安価 安価下3 148 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/11(日) 05 07 30.23 ID p2Y7dLyj0 [1/4] 京太郎「……」 京太郎「まだ教室に残るか」 ガララッ 佳織「あ、京太郎君」 京太郎「佳織さん」 佳織「部活に来ないの?」 京太郎「今日は……ちょっと」 佳織「そうなんだ、またね」 京太郎「はい」 佳織「元気出さなきゃ……だめだよ?」 京太郎「ありがとうございます」 好感度上昇安価 0~30 小 31~60 中 61~99 大 150 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/11(日) 05 15 17.00 ID 8m2zli/g0 [1/5] 佳織の好感度が10上がりました 京太郎「明日は休日か、どうしよう」 行動フェイズ 夕方 京太郎の部屋 京太郎「さて、何をするか」 1 「雀荘に行ってみようかな」 2「街をうろうろするかな」 3「メールしようかな」 4「電話しよう」 5「LINEしよう」 6.バイト 7.TwitterとFacebookに登録 8.自由安価 安価下4 156 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/11(日) 05 56 02.71 ID 8m2zli/g0 [2/5] 京太郎「街をうろうろするか」 ーーー 京太郎「うーん」 京太郎「……」 京太郎「まぁこんなもんだろうな」 京太郎「さて、どうしようか」 1.アナウンサーとたまたま会う 2.ゆみさん?どうしてここに? 3.うろうろ 安価下3 160 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/11(日) 06 02 23.38 ID LNK8XM360 [1/2] 京太郎「!!!」 あれは!!! 京太郎「すいません!!!」 恒子「んー?」 京太郎「サインください!!!!!」 恒子「いーよ」 京太郎「ありがとうございます!!!」スッ 恒子「はい」サラサラ 京太郎「一生の宝にします」ホロリッ 恒子の好感度判定 コンマ 安価下1 163 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/11(日) 06 09 21.80 ID LNK8XM360 [2/2] 恒子の好感度 64 京太郎「連絡先までいただいてしまった……」 京太郎「感激だ!」 行動フェイズ 夜 京太郎の部屋 京太郎「さて、何をするか」 1 「雀荘に行ってみようかな」 2「街をうろうろするかな」 3「メールしようかな」 4「電話しよう」 5「LINEしよう」 6.バイト 7.TwitterとFacebookに登録 8.自由安価 安価下4 168 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/11(日) 06 19 17.74 ID reDXxg9V0 京太郎「よし、FacebookとTwitterに登録だ!」 京太郎「よしよし」 ーーー 京太郎「知り合い全員フォローしたぞ!」 京太郎「ん?」 京太郎「早速リプライが来た」 リプライ(メッセージ)を送ったのは? 自由安価 今までに出会ったキャラにしてください TwitterとFacebookに関しては前週キャラなし 安価下6 176 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/11(日) 06 38 54.68 ID o7hmJziC0 [2/7] 京太郎「ん?」 京太郎「恒子さんだ!」 こーこー プライベートアカウントでーす キョータロー よろしくお願いします こーこー これからも仲良くしよーねー キョータロー 勿論です! こーこー よろしく キョータロー はい! 恒子 好感度上昇安価 コンマ判定 安価下1 0~30 小 31~60 中 61~99 大 178 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[sage] 投稿日:2014/05/11(日) 06 42 29.09 ID o7hmJziC0 [3/7] 恒子の好感度が10上がりました Twitterに登録したことによって自分のこうどうを逐一報告するようになります 京太郎の部屋 京太郎「そろそろ……寝よう」 prrrrr 京太郎「ん?」 京太郎「電話だ」 自由安価 この週で出会ったキャラのみ 前週キャラは不可 コンマ85~99 は強制的に前週orこの週のヤンデレが選択されます 安価下1 180 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/11(日) 06 46 54.37 ID o7hmJziC0 [4/7] 京太郎「もしもし?」 モモ「きょーさんは私の事……」 京太郎「ん?」 モモ「きょーさんは私の事好きっすか?」 京太郎「……」 京太郎「お前も……か?」 モモ「ふふっ……」 モモ「私……きょーさんを独占したいっす」 安価下 1.好き バッドエンド 2.付き合えない 3.嫌い 安価下 7 重要な安価です。よく考えてください 188 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/11(日) 07 11 21.71 ID 8m2zli/g0 [3/5] ゾロ目出しちゃったね…… 元々は依存度50上げるだけのつもりだったのに ゾロ目ボーナス!! モモの依存度が100上がりました 京太郎「ごめん」 モモ「……」ギリッ 京太郎「付き合えない」 モモ「なんで……っすか?」 モモ「私……きょーさんのタイプな筈っすよ?」 モモ「胸だってきょーさんの為に……!!」 京太郎「ごめん」 モモ「加治木先輩っすか?智美先輩っすか?」 京太郎「……」 モモ「どっち……?」 京太郎「……」 1.黙って電話を切る 2.答えない 3.ゆみ 4.智美 5.自由安価 安価下5 195 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/11(日) 07 26 55.22 ID 8m2zli/g0 [4/5] 京太郎「まな板が好きなんだ……」 京太郎「ごめんな、モモ」 モモ「別の人……すね」 モモ「きょーさん」 京太郎「ん?」 モモ「絶対堕としてあげます」 プツッ 京太郎「はぁ……色々増えて来たなぁ悩み事が」 一日が終わりました 198 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/11(日) 07 42 13.49 ID cxSwqdDo0 [2/5] モモ「……」 意中の彼の写真。 沢山撮った。 全部携帯の中。 今の携帯は無音で撮影出来るから便利だ。 モモ「ふふっ」 モモ「きょーさんきょーさんきょーさん」 モモ「きょーさん」 モモ「きょーさん」 モモ「きょーさん大好きっす」 ずーっと見守り続けよう。 我慢が続くまで。 200 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/11(日) 07 48 18.34 ID 0LKhNjh70 [1/7] ゆみ「……」 ゆみ「私は、すきになってしまったのか?」 ゆみ「須賀京太郎……」 ゆみ「京太郎君」 ゆみ「京太郎」ボソッ ゆみ「……!!!」カァァァァ ゆみ「///」 ゆみ「心臓にわるいな、もう///」 201 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/11(日) 07 52 39.50 ID pEw4pCWH0 [1/2] 智美「うーん」 智美「皆好きなんだよなー」 智美「ゆずってあげたいけどなー」 智美「ワハハ」 智美「やっぱりゆずれないぞー」 202 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/11(日) 07 58 15.04 ID i84Y8aPH0 [1/5] 佳織「うぅ……///」 佳織「好きになっちゃったよー!」 佳織「どうしたらいいんだろう」 佳織「京太郎君の馬鹿馬鹿!!」 佳織「うぅ///」 佳織「どうしよう……」 203 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/11(日) 08 00 39.18 ID i84Y8aPH0 [2/5] 睦月「……」 睦月「恋をしてしまった」ズーンッ 睦月「むぅ」 睦月「どうしたらいいんだろう」 睦月「うーん」 睦月「悩んでも仕方ない!」 睦月「寝よう!」 204 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/11(日) 08 02 20.33 ID i84Y8aPH0 [3/5] まこ「……」 まこ「鶴賀の一年」 まこ「咲の知り合い」 まこ「わしがやってしもうた」 まこ「好きになってしまうとはのぉ」 まこ「一生の不覚じゃ」 まこ「京太郎……か」 まこ「また会えるといいのぉ……」 205 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/11(日) 08 03 59.19 ID i84Y8aPH0 [4/5] 良子「私が養う」 良子「私の物」 良子「私のボーイフレンド」 良子「私だけの物」 良子「誰にも渡さない」 良子「幸せに」 良子「二人だけの未来」 良子「二人だけの居場所を……」 良子「求めます。絶対」 207 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/11(日) 08 06 18.71 ID i84Y8aPH0 [5/5] 朝 京太郎の部屋 京太郎「ゆみさんに伝えた清澄の部長が言ってた件、どうやら承諾したみたいだな」 京太郎「ゆみさんが明日からの合宿に誘ってきてる」 京太郎「夏休みだから参加してもいいけどなぁ……」 京太郎「どうしよう」 京太郎「折角だし。思い出作りに行こうかな?」 1.参加 2.不参加 安価下6 214 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/11(日) 08 24 12.23 ID S4PnUnkc0 [1/4] 惨劇?何の事かな?(すっとぼけ) いいタイミングでゾロ目だしゃいいんだから大丈夫大丈夫 京太郎「勿論……」 京太郎「当然参加だぁ!」 ウルサイッ ーーー 朝 京太郎の部屋 京太郎「今日から夏休みだ!」 京太郎「なにをしよう」 (夏休み中は毎日行動が一回に制限) (合宿中は別) 1 「雀荘に行ってみようかな」 2「街をうろうろするかな」 3「メールしようかな」 4「電話しよう」 5「LINEしよう」 6.バイト 7.TwitterとFacebookに登録 8.デートに誰かを誘う 9.明日に備えて休む 10.自由安価 安価下4 220 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/11(日) 08 30 31.38 ID S4PnUnkc0 [2/4] 京太郎「街をうろうろするか」 ーーー 京太郎「うーん」 京太郎「……」 京太郎「そろそろ飽きてきたな」 京太郎「さて、どうしようか」 1.ゆみさん?どうしてここに? 2.咲? 3.うろうろ 安価下4 226 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/11(日) 08 44 19.87 ID 0LKhNjh70 [2/7] 京太郎「ゆみさん」 京太郎「どうしてここに?」 ゆみ「京太郎」 京太郎「なんでしょう?」 あれ?呼び捨て? ゆみ「長野はいいところだな」 京太郎「そうですね、自然とか人も素晴らしいです」 ゆみ「……」 ゆみ「私は君が好きだ」 / .. . ... / ヘ\/ヘ ... 丶 ヽ ,' . / . /ミミヘ/彡ヽ .. 丶..ヽ {コ 。 . ! . ! ゛ ゛"" ゝ .. l ヽ ! コ ヽヘ_-‐ ! ヽ ! ‐-ヽ- ! i! / !^‐‐ レ! ゝヘ-‐-、,ヽ} l /,^^ . ./ノ .ヽ . .. ゝ i! ../ノ' .. .  ̄ レ '-、、 、一 ‐、' .. .. \ "レ"フ .. /,〟 ‐‐ ‐‐-_ ゞ .. .. 「 ゝ-ヽ / .. ノ ≠==-z z≠=r、 .. .....\ ∠_ ノ/へゝ,Pゆミ lPか `ヘヽヽ ヘ. _ >ゝ !「∨!" { !ヘ " ̄ \\\\  ̄ .i/ノ 川 i ゝ i!l ! .lヽ iゝiヽ \\\\\,\ \\ !ソ.. ソ !i li l !i !\ ノ ヾ i! il l ii ! ....ヘ, ‐- イ i! i! i! i ii !ゝ ∠ l l! !i i! i! l ii 人 ゛> /i入 ! i !l ! !i! { ii _ 〆巛 丶 , /丶 〟、 l !i ! l巛巛巛巛巛ヘ / ∧ヽ ソ巛巛ミミゞゞ ゆみ「私は君が欲しい」 京太郎「!」 1.「俺もゆみさんが欲しい」 2.「ごめんなさい」 3.自由安価 重要な安価です 安価下6 233 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/11(日) 08 54 09.18 ID 0LKhNjh70 [3/7] ,. ⌒ヽ、/⌒ 、-- 、 /_,..- ヽ ` 、 / /´ / ∨ \ , ´ / ,' 、 ヽ / , , / /| | . | | | ∨ _/ / / |_|__'_| | _}_|_|_| | |  ̄ ̄´/ イ ' { ´| |/__{ | , ´/}/_}∧ | | | / / , rⅥィ笊 从 {∨ /ィ笊_ヽ}/、 | | / イ ∧{ 从 Vり \∨' Vり /' / ∧{ ´/イ }从lム ; \ ,ノ / \ | ∧ ∧,イ Ⅵム - - イ // _ヽl\ //イ__ |////} ` ー ´「////| |////| . / |/[__}/| ,...<////∧ , |/////> 、 , <///////////\ ///////////> 、 , </////////////////}____{/////////////////> 、 //////////////////////| |////////////////////∧ {/////////////////////∧ ,'//////////////////////} |//////////////////////∧ ////////////////////////| 京太郎「俺もゆみさんが欲しい」 ゆみ「!!」 ゆみ「そうか、ありがとう」 ゆみ「嬉しいな」 京太郎「俺もです」ギュッ ゆみ「京太郎っ///」ギュッ ーーー モモ「あれー?きょーさん」 モモ「まな板の子が好きとか言ってたっすよね?」ギリギリ モモ「おかしーっすありえねーっす」 234 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/11(日) 08 56 15.34 ID 0LKhNjh70 [4/7] ゆみが彼女になりました 京太郎の部屋 京太郎「そろそろ……寝よう」 京太郎「おれが……ゆみさんと、えへへ」 prrrrr 京太郎「ん?」 京太郎「電話だ」 自由安価 この週で出会ったキャラのみ 前週キャラは不可 コンマ85~99 は強制的に前週orこの週のヤンデレが選択されます 安価下3 238 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/11(日) 09 00 32.94 ID 0LKhNjh70 [5/7] 京太郎「恒子さん」 恒子『やっほー!』 京太郎「テンション高いですね……」 恒子「おらぁー!もっと絡めー!」 京太郎「もしかして酔ってます?」 恒子「よってねーよーだー!」 恒子「うおー!!!!」 プツッ 京太郎「寝よ」 一日が終わりました 恒子の好感度が10上がりました 242 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/11(日) 09 29 58.69 ID iSfnMOfG0 [1/6] (合同合宿は原作準拠) ワハハカー 智美「ワハハ。行くぞー」 ブルルルンッ 京太郎「ぎゃーっ!」 ゆみ「蒲原!もう少しなんとかしろー!」 睦月「ーー!」 モモ「キャー!」 佳織「うぅ……」 ーーー 旅館 京太郎「おえっ……」 京太郎「着いた……」 245 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/11(日) 09 43 06.40 ID Chgd6G9d0 [1/9] 透華「だらしないですわね」 ゆみ「龍門渕……」 純「煽るなよ?」 一「透海の悪い癖だね」アハハ 智紀「おはよう……ございます」 衣「鶴賀の……また全身全霊を持って衣を愉しませてくれ」 ゆみ「あぁ……出来る限りな」 智美「頑張るぞー」ワハハ 佳織「負けてられない!」 モモ「……」 睦月「頑張らないとな」 好感度判定安価 安価下1 衣 安価下2 透華 安価下3 純 安価下4 智紀 安価下5 一 254 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/11(日) 10 09 25.61 ID +rIXsr0U0 [1/6] (今回の他校はあくまでオマケです。ヤンデレらない限り) チッ(大声) 衣 3 透華 18 純 133 智紀 10 一 56 衣「……凡愚」 ーーー 京太郎「お、風越のみなさんだ」 好感度判定安価 コンマ 美穂子 安価下1 華菜 安価下2 未春 安価下3 純代 安価下4 星夏 安価下5 263 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/11(日) 10 24 44.01 ID 2lp7PkYm0 [4/7] ケッ(大声) 美穂子 27 華菜 73 未春 34 純代 60 星夏 67 京太郎「うーん何しよう」 1.鶴賀の所へ 2.清澄の所へ 安価下4 270 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/11(日) 10 44 58.31 ID S4PnUnkc0 [3/4] 京太郎「おーい咲ー」 咲「京ちゃん!?」 咲「来てたの?」 京太郎「おいおい、麻雀部だって言っただろ?」 咲「そう言えば……」 京太郎「ひどいなおい」 和「咲さん!」タタッ 和「あれ……貴方は……?」 京太郎「おまえ……もしかしてネトマの……」 ーーー 京太郎「いやーネトマの時はお世話になったなー」アハハ 和「キョータローさんでしたか。偶然ですね」 優希「おお、お前が京太郎か」 優希「よろしくだじぇ」 京太郎「おうっよろしく」 好感度判定安価 咲 安価下1 和 安価下2 優希 安価下3 276 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/11(日) 10 57 04.74 ID 0LKhNjh70 [6/7] …… 咲 42 和 24 優希 34 京太郎「皆すごいな」 京太郎「人外だな、本当」 京太郎「俺なんかが混じったら処刑だな、公開処刑。うん」 「ーー」 京太郎に話しかけるのは? 0~30 モモ 31~50 睦月 51~99 自由安価(好きなキャラを選んでね) 安価下4 282 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/11(日) 11 07 51.88 ID +rIXsr0U0 [2/6] 睦月「京太郎」 京太郎「あ、睦月さん」 睦月「京太郎は打たないのか?」 京太郎「俺は……ダメですよ」 京太郎「足手まといです」 睦月「……」 睦月「そんなことはないさ」 好感度上昇安価 コンマ判定 0~30 大 31~60 特大 61~99 超大 286 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/11(日) 11 17 22.22 ID zhl820980 [2/3] 睦月の好感度が30上がりました モモ「……へぇ」 ーーー 京太郎「さーて何をしようかな」 「ーー」 京太郎に話しかけるのは? 0~40 41~99 自由安価(好きなキャラを選んでください) 安価下3 292 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/11(日) 11 34 58.09 ID KBc5oVh50 咲「京ちゃん」 京太郎「ん?」 咲「京ちゃんは打たないの?」 京太郎「やめてくれよ」ハハッ 京太郎「一人で地道にやるよ」 咲「ふーん」 京太郎「なんだよ」 咲「なんでもないっ」フイッ 京太郎「うわっ、なんだよそれ、ひどいわー」 好感度上昇安価 コンマ判定 0~30 小 31~60 中 61~99 大 安価下1 295 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/11(日) 11 41 53.02 ID pEw4pCWH0 [2/2] 咲の好感度が20上がりました 京太郎「さて、何をしようかな」 京太郎「……」 京太郎「モモを見ないな」 「ーー」 京太郎に話しかけるのは? 0~40 モモ 41~99 自由安価(好きなキャラを選んでください) 安価下3 299 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/11(日) 11 48 54.33 ID Chgd6G9d0 [2/9] スゥ ギュッ モモ「きょーさん♪」 京太郎「うわっモモか」ビクッ そう言えばこいつ……俺の事が。 京太郎「練習はいいのか?」 モモ「今日はもう終わりっすよ♪」 モモ「えへへ」ギューッ ゆみ「京太郎……何をしてるんだ?」ジトー モモ「先輩には関係無いっすよー」フイッ 京太郎「モモ!早く離れてくれっ!」 モモ「えーっ」スッ ゆみ「京太郎……後で話がある」 京太郎「……はい」 モモ(ふふっ) 好感度上昇安価 コンマ判定 0~20 小 21~40 中 41~99 大 311 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[saga] 投稿日:2014/05/11(日) 12 06 33.87 ID iSfnMOfG0 [4/6] 訂正 モモの依存度がMAXになりました(ゲス顔) 旅館の外 茂み ゆみ「……」ザッザッザ 京太郎「待ってください!ゆみさん!」 ゆみ「……」ピタッ 京太郎「ゆみさん!」 ゆみ「名前で……呼んでくれ」 京太郎「ゆみ……」 ゆみ「分かってはいるさ……でも嫉妬してしまうんだ」 京太郎「ごめん、俺が悪かった」 ゆみ「……抱いてくれ」 京太郎「ここで?」 ゆみ「構わない」 ゆみ「愛してる証を残してくれ」 ーーー モモ「……殺す」ガチガチガチガチ 312 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/11(日) 12 12 56.45 ID 0LKhNjh70 [7/7] 京太郎「さて、夜になったな」 京太郎「当然俺は別室だけど……」 ドクンッ 京太郎「ゆみが心配だな」 京太郎「どうする?」 1.ゆみに会いに行く 2.風呂を覗く 3.モモに会いに行く 4.睦月に会いに行く 5.自由安価 勿論重要な安価です 安価下6 321 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/11(日) 12 24 13.61 ID iSfnMOfG0 [5/6] 京太郎「風呂を覗くか」 京太郎「ゆみの安全も分かるし」 京太郎「うん。そうしよう」 ーーー 京太郎「……」 智紀さんも和も素晴らしいおもちをおもちだ…… 素晴らしい素晴らしい素晴らしい!! 生きてて良かった! 京太郎「……ゆみ?」 いや、鶴賀の皆が風呂に入っていない。 どうする? 1.ゆみを探す 2.様子を見る 3.自由安価 安価下5 327 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/11(日) 12 32 21.00 ID iSfnMOfG0 [6/6] 326 MOM 京太郎「!」ダッ 京太郎「!!」ダダダ ーーー 旅館の外の茂み 京太郎「ゆみ!」 ゆみ「京太郎?」 京太郎「良かった……」 ギュッ ゾロ目ボーナス! ゆみ「???」 ゆみ「どうしたんだ?私はモモに呼ばれて来たんだが?」 京太郎「俺の感が正しければ……はやく来い!」グイッ ゆみ「わっ……わわ、どうしたんだ?」 0~20 モモ 21~30 睦月 31~99 旅館到着 331 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/11(日) 12 37 30.38 ID 2lp7PkYm0 [5/7] 旅館 京太郎の部屋 京太郎「はぁはぁ……!」 ゆみ「どうしたんだ?」 京太郎「今日はずっと俺の部屋に居るぞ」 ゆみ「えっ?」 京太郎「俺が守ってやるからな……!」 ゆみ「詳しく説明してくれないか?」 京太郎「ゆみはモモとおそらく睦月先輩に命を狙われている」 ゆみ「にわかに信じ難い話だな」 ゆみ「何をもってその話を信じたらいい?二人とも私の大事な後輩であり、仲間なんだ」 京太郎「……」 1.分からない 2.勘だ 3.信じて俺と来い! 4.自由安価 安価下5 337 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/11(日) 12 58 03.14 ID oIiR/dnF0 [2/2] 京太郎「信じて俺と来い!!」 ゆみ「……分かった」 ゆみ「……」 ギュッ ゆみ「正直……不安なんだ」 京太郎「わかってる」 ーーー コンコン 京太郎「なんだ?」 モモ「きょーさん」 京太郎「部屋には入って来るなよ?」 モモ「どうしてっすか?」 モモ「むっちゃん先輩も入りたがってるっす」 京太郎「眠いから寝かせてくれ」 ゆみ(モモ……!本当に!) ギュッ 京太郎「……」 ゆみ「……」ガクガク 0~20 誰か来てその場を凌ぐ 21~40 侵入される 41~60 モモと睦月が諦める 61~99 その場を二人で窓から離れる 340 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/11(日) 13 18 57.08 ID 4UbNkIMo0 京太郎「ゆみ」ボソッ ゆみ「!」 京太郎「行くぞ」ボソッ ガララッ ーーー モモ「きょーさん!!」バンッ 睦月「……」 モモ「居ない」 睦月「……窓からか」 モモ「追いかけるっすよ……」 ーーー 京太郎「はぁはぁ……!」ダダッ ゆみ「!」ゼェゼェ 京太郎「くそっ!途中タクシーがあれば!」 0~50 睦月襲撃 51~99 タクシーがたまたまやってくる 347 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/11(日) 13 34 42.53 ID p2Y7dLyj0 [2/4] 341 341 京太郎「タクシー!」 ゆみ「止まってくれ!!」 ーーー 運転手「二人ともボロボロだねぇ……どうしたの?」 京太郎「いやぁ怖い怖いストーカーに追われてて……あはは」 ゆみ「馬鹿っ……」ギュッ ーーー 京太郎「さて、警察行くか」 ゆみ「当然だな」 手を繋いでーー ラスト安価判定(よくぞここまで) 安価下12まで判定 最も多い物が選ばれる 0~50 モモ、睦月 逮捕 51~90 捕まらない 91~99 京太郎、ゆみ 監禁 364 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/11(日) 13 45 24.18 ID p2Y7dLyj0 [3/4] 警察「はい、はい」 警察「確かに」 京太郎「……」 警察「捕まりましたよ、その二人」 警察「家の中も見させてもらったら貴方の写真や凶器の類が沢山」 警察「二人とも沢山の凶器の所持もしてました」 京太郎「……」ゾクッ ゆみ「でも……!」 警察「ええ、逮捕ですよ」 警察「これからも気を付けてくださいね」 365 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/11(日) 13 47 25.88 ID p2Y7dLyj0 [4/4] 京太郎「……」 ゆみ「ありがとう」 京太郎「いえいえ」 ゆみ「まるで騎士のようだな」 京太郎「ゆみがお呼びならいつだって助けに行きますよ」 ゆみ「ふふっ」 ゆみ「……」クイッ 京太郎「!」 チュッ ゆみ「これからもよろしく」 京太郎「……///」 敵わないなぁ。 371 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/11(日) 13 54 08.98 ID zhl820980 [3/3] エピローグ 京太郎「よし、どこに行く?」 沢山の困難を乗り越えた。 京太郎「え?」 京太郎「それは困るなぁ」 沢山愛し合った。 京太郎「決めてくれよ」 気付いたら先輩と後輩の垣根を越えていた。 京太郎「俺もどこでもいいからさ」 一緒に入れたら、それだけで幸せだ。 京太郎「え?」 京太郎「ーー俺もゆみとならどこでも良いよ」 これからも一緒だ。 , ´ / .' / .' ' | l | l | | / / ' | | | l| | l | , } l | | _/ イ / l| |_,∧_{ . ,-|-}-/、 , | { _ ___,-、 __  ̄ ´ / / { |、{ l∧ {、 | }/イ/},イ / l_、 { Y´ / ' }- 、 {〃 r∧ |ィ斧ミ从 、Ⅵ , イ斧ミ、 } /l| l、r  ̄ { { | / _ }、 / /{ 从{、 Vzリ \Ⅵ/ Vzり /イ } / | 乂_人_/、_/ / \ / //从 l∧\ ,\ | /イ/ }==  ̄ ̄ ̄ ー く / イ' {/l∧ ∧ 、 ,イ/j' / \  ̄ ̄ ー∧ _, 从 , \ ヽ 、 ` ¨  ̄ ィ }/ / / ' ∧ \ / |/> , / {(从_| -- ´ 「/// | { |/ ̄}} |////|_ | _,. <|///|| l/////` | _,.. -=<///// \//} ,r-/////// | <//////////////////∧-- 、 {///////l{ 377 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/11(日) 13 59 58.98 ID Chgd6G9d0 [4/9] ゆみ「どこでもいい」 気付いたら好きになっていた。 ゆみ「京太郎が決めてくれ」 沢山助けてもらった。 ゆみ「ふふっ気楽に決めてくれ」ニコッ 愛を誓った、何度も。 ゆみ「そうだな……」 一目惚れだったのかも知れない。 ゆみ「本当にどこでも良いんだ」 一緒に居たい。 ゆみ「……京太郎と……たら///」ボソッ ゆみ「京太郎とならどこでも良い」ニコッ 私だけの騎士様。 愛してるよ。 / / . ∧ / ∧ . . . 〈 . . .. \ {/ . ./ミ∨/彡ヘ . . . ヽ. . . .. 〈 . ./`⌒^゙"^⌒´| . . . .. 、. . . .. | |i . .i |i . . . . . \ . . | . | || . .| 八 . . . . .\ \| .... | /¨ニ=- リ . i| ¬ト ´ ̄\「\ . . .ー=ニZ_ | ¨ニ=- / . ノリアテ斥 ァ弍斥仆 . . ___;; >/ ¨¨ニ=, ∠..ノ. ./ 小 乂゚ツ 乂゚ツ从 . .厂). .| ∨ / / イ八ノ {_ハ , ////⌒\ /. ⌒´ / . \ 八 , ーく / '⌒\_) / ; . / _厶ィ ` ´ イ / //⌒\__) / | /| .厂 | . . |> _,、</ /∨ _ --、__) __,,厶 |/´∨ | | . | | /-ヘ / ____,,) (____ ’ | |/\| |_, イ ∧ /∧ ゙マ/ (_____ `' │ ´\___/| 〉- 〈 ∨/ ∧ 〈_ (__,、 \_〉 ゙. / | . | , \∧ ‐=ニ..,, (___, \_ノ ∨ ∨ | ∧ `ヽ7 -=ニ,, ___/∧ } 〈 |\ / |/ // `、 }| 〉7 ⌒ン ノ ∨ | `〈 | ,// \_,,八 ∨/ / ∧ 人 \ │/  ̄\_〉 / ̄\_ イ| 379 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/11(日) 14 01 30.15 ID Chgd6G9d0 [5/9] ,, ''" "' 、 ´ ヽ / ヽ , ヽ ハ ', / / / ! ', , ハ / / ./ / /| |! ', ' ! ないない l' /{ ,' ,イ/__!__ !__ | | ノーウェイノーウェイ | { .! !./ ̄ !| j ヾ ̄ | | | 、 /ヾ {___|/ lヽ /!/__ __| | |、 \ ' /\ _二ニ x,,\ _/ z ニ二__ | ,' \ ヽ .// |\\! {////} {////イ ! |/ \ヽ 〃 | l ヽヘソ ヽヘソ ! ! ヽヽ / ! |', ' | | ヽ} | 八 _ /! / | / . !_ヽ イ| / | |レ / ,> ィ'"|_ `.!// |/ ./-''" / | ¨ |ハ !\\ , イ ヽl_ _,,/ ヽ ` ゙ イ ,ハ_ヘ }< > '" { /////〉 l ゙ < > ''" l / {//// \ j ゙ < 382 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/11(日) 14 03 13.35 ID Chgd6G9d0 [6/9] . -‐──‐- .. /. . . . . .. . . . . . . . . . . . . . . . 、 . . . . . . ../. . . .. . . . . . . . . . . . . . . . .\ /. . . . . /. . ./. . . . . . . |i. . . . . . . . ., . .,. /. . ./. . /. ..λ. . . . . . . .. |i. . . . ..i|. . .′’. .. . /. . /i|. .| Ⅴ. . ... . .. j. ト、. . .i|. . . .|. . ,. ,. . . .i|. .λ从i | Ⅴ. /|/,/ |/|/j {|. .|. . .′ ′.八. .| Ⅴ/ | |. .}. . | |. . . . 从ゝ ,.二 ,二..._ /./ . . .| |. .. . . .| l.〃⌒^ ^⌒~ヾ .イ. . . . .| 八. . ∧ム ' /ノ. . . . / \. . . 込 v ァ ′. . . / \. 、> イ /. / /./ ノ` ‐‐ <\ ≦. ,. . . ./ / i| l} \. ′\ /7. .;≦ 八. / ヽム. . ′ ,. ´;. . .′ \/′ / ′.|≧ 、. ハ |. . | ∧ /. / |. | λ / i| 八. .| ∧. . ′ ′. |. ′/ Ⅴ. /. i| 、{ ∧. ′. /. 八 / Ⅴ カンッ
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前話 次話 京太郎インタビューその2 前回のインタビューにて、清澄高校麻雀部の大将・宮永咲さんについてのコメントを頂けたSK君。 女子麻雀選手の関係者で希少な男子生徒ということもあり、今までに無かった需要が増えているとのデータが出ている。 今回は、彼自身についてインタビューを行う。 というわけで、今回もよろしくお願いします。 京太郎「よろしくお願いします……いや、まさか二回目があるとは」 とても面白いお話を聞けたのと、目線を隠しても分かる顔立ちの良さが人気を呼んだみたいで。 京太郎「話、はともかく、顔立ちですか?」 綺麗に整っているかと思います。 京太郎「あ、はは。あんまそっちで褒められた経験ないんで、反応に困るなぁ。でも、ありがとうございます」 それでは早速質問に入りますね。 京太郎「はい。あーでも、清澄の選手事情に関しては口止めされたんで、そこはちょっと……まぁ、聞かれても俺から有力な情報が出るとは思えませんけどね」 分かりました。それではまず、前回のインタビューで高校から麻雀を始めた初心者と言っていましたが、麻雀を始めたきっかけはなんだったのでしょうか? 京太郎「きっかけですか…….。ぶっちゃけちゃうと、麻雀そのものに興味が出て始めた訳じゃないんですよね」 と言いますと? 京太郎「入学式の日に新入生代表つって、麻雀で去年インターミドル王者になったっていう女の子、まぁ和なんですけど。その子が全校生徒の前で挨拶して、「高校でも麻雀を続けたいと思います」って言うんですよ。当時のうちは無名も良いとこだったんで、なんでうちに来たのかは謎でしたけど、部長も美人さんと噂だし、あの子が入るならやってみよーぜって男友達となってですね」 一目惚れした女の子が入った部活に、一緒に入ったということですか? 京太郎「そんな真剣な気持ちじゃないっすよ。青春に飢えた男子高校生が可愛い子とお近付きになりたいってあっさい考えで部活見学しただけです」 中学時代はハンド部だったそうですが、そちらを続ける気は? 京太郎「無かったですね。これでも結構良いとこまで行ったレギュラーだったんですけど、だからこそ情熱を費やしちゃったっていうか。なので、高校では何か違う部活をやろうって思ってまして」 入部希望者は他にもいた? 京太郎「いえ、俺と似たような事考えてた野郎共は結構いましたけど、他全員は部活見学の段階で辞めましたよ」 入部試験でもあったのですか? 京太郎「似たようなものですかねー。部室に入ってとりあえず打ってみようって事になったんですが、和はもちろんのこと、一緒にいたちんまいのに、元からいた部長や先輩が、これがまた強いわ強いわで。ちっとも歯が立たないし、全然上がれないし、そもそも麻雀自体がムズいしでどんどん来なくなって。部活見学期間が終わるまで残ってた男子は俺だけになりました」 何故そんなことに? 京太郎「後から聞いたんですけど。優希のやつが「のどちゃんに集ろうとする悪い虫は駆逐してるじぇ……! 一匹残らず!」って意気込んでたらしくて、未経験者相手に本気でやってたんですよね。こっちは役どころか牌の読み方も良くわからんのに、大人気ないったらありゃしない」 須……S君は悪い虫では無いと思ってもらえたと。 京太郎「そういうことになるんですかね。俺が入部届出した時に、したり顔で「お前中々根性あるな。よし、今日からはこのゆーき様の犬としてこき使ってやるじぇ!」とか言ってましたが」 犬。 京太郎「あいつなりの男友達って意味でしょう。俺もいつもタコス食ってるからタコスって呼んでますし」 他の子が辞めていく中、S君が残ったのは何故でしょうか? 京太郎「まぁ部活見学でひたすら打っていく内にですね。役の名前がオシャレーだとか、思ってたより奥が深いんだなーとかって、そういう所から麻雀の楽しさに目覚めたからってとこですね」 原村和さんの美貌に、他の男子達より惹かれてたのもあるのでは? 京太郎「いや、それは……まぁ……恥ずかしながら」 やはり彼女のスタイルは目を引かれるものですか? 京太郎「ぬぐっ!!」 恥ずかしがる事はありませんよ。うちの会社でも彼女はグラビア向きだともっぱらの噂で 京太郎「その分かってますよ感出すのやめてくれませんか!? そう言う人が本当に分かってくれてた試し無いですからね!? 男子高校生はみんなエロい事しか考えてないとかそういうのを理解するのも大人になるって事だとか言ってしょうがない生き物だって風に扱いますけど! そりゃあエロい事は考えますよ! 男の子ですもの! でもだからってそれしか考えてないとか言って、スタイル良い子が好みって言ったら女の子を身体しか見てないとか言うのはおかしいでしょ!? じゃあ言わせてもらいますけど! うちの麻雀部でも他の女子選手も好みのタイプは麻雀が強い人って大体答えてるけど、麻雀強ければ他はどうでもいいってのと麻雀が強い(ただしイケメンに限る)じゃ全然話変わってくるじゃないですか! ブサメンだろーが運動音痴だろーがクズであろーが麻雀が強ければそれでいいって人も中にはいるかもしれませんが、他にも前提や好みがあるのが普通でしょ!? 諸々考慮するけど麻雀強い人だとポイント高いよって話でしょうよ! だったら男も諸々考慮してスタイル良い子だとポイント高いよって女の子の好みを考えるのはそんなにいけないことですか!?」 落ち着いてください。 京太郎「ふー、ふー……、ふー…………。すいません、ヒートアップしました」 いえ、こちらも偏見を持ったまま深く考えずに発言しました。申し訳ありません。 京太郎「まぁ中には本当に女の子を身体しか見てない奴はいますからね。俺はそんなつもりないですし、男がみんなそうじゃないって分かってもらえれば」 原村さんが好みではあると。 京太郎「そうっすね。さっき言ったスタイルは置いといても、可愛いし、キリッとしてるし、最初見た時の印象はすごい良かったです」 現在の原村さんの印象はどうでしょうか? 京太郎「外見は変わらずなんですけど、中身の方。どういう女の子かってのは、結構見る目変わりましたね」 中身の印象、ですか? 京太郎「最初の頃はこんな完璧超人みたいな子が本当にいるんだなーって漠然と思ってたんですけど、世間知らずだったり結構抜けてる所があったりしてて。悪い意味じゃないんですけど、変な子だなって」 確かに。大会にぬいぐるみを持ち込むなど、目立つ部分はありましたね。 京太郎「一番驚いたのが私服ですね」 オシャレでない? 京太郎「そういうのじゃなくて、生地がやたら薄かったり、布面積がやたら小さかったりで……。それ夜のベッドで女が男を誘う勝負服だろってくらい扇情的だったんですよね」 原村さんにはそういう趣味が? 京太郎「普通に外で着る普段着の振る舞いをしてたので、本人的にはただのオシャレのつもりなんでしょうね……。真面目なんだけど肝心な所でガードガラ空きというか、無自覚無防備というか」 S君からそういう指摘はされたのでしょうか? 京太郎「俺じゃなくて優希の奴が「エロエロだじぇ」って感じで言ったんですけど、「いいじゃないですか。可愛いですし」と。いやそういう問題じゃねぇんだけどってツッコミ入れるのを必死にこらえてました」 S君は今年の大会には出られたのでしょうか? 京太郎「出ましたよ……一回戦で最下位でしたけど」 最下位。 京太郎「一度も上がれず箱割れです」 清澄で指導は受けているのでしょうか? 京太郎「んー。仲間内で人数足りない時とかに入るくらいで、指導とかは無いかな。一緒に打ってる相手にどうこう言われるのはありますが」 男子の育成に力を入れていない、と。 京太郎「うちは顧問やらコーチやらもいないですし、他のメンバーはみんな全国を目指すレギュラーですからね。入れようにも入れられないかなって」 悔しくはないでしょうか? 京太郎「悔しいといえば悔しいですよ。他のみんなはすごい人ばっかで県大会優勝までしてるのに、俺だけはって。 でもそれを指導してもらえなかったからとか、構ってもらえなかったからとか言って他人のせいにするのはカッコ悪いじゃないっすか。 第一、初心者の指導の為にレギュラーの少ない時間を削ってくれなんて言えませんし、言わずともしてくれたとして申し訳ないですよね」 大人ですね。 京太郎「いえ、そう考えるようになったのも割と最近で、それまではもう辞めちゃおうかなって思いもしましたよ」 何かあったのでしょうか? 京太郎「特別何かあった訳じゃないですけど、もう何やってんのか分かんないレベルの人等と一緒にいると、やっぱり劣等感っていうのですかね。俺麻雀向いてないのかなぁとか。俺が麻雀部にいる意味ってあるのかなぁとか。どころか俺がいても邪魔なんじゃないかって、一人で考えてると悪い方悪い方に想像しちゃって」 思い直せたのは何かきっかけが? 京太郎「部活の先輩がね、言ってくれたんですよ。俺も合わせて清澄麻雀部なんだって。実力あるのが集まっただけじゃチームとして成り立たない。清澄がチームになってるのは俺もそこにいるからって」 心に響く言葉ですね。 京太郎「ですよね。俺ちょっと泣きそうになりましたもん」 京太郎「まぁそんなこともあって、俺も実力が無いなりにチームとしてみんなに貢献しようと思ったんです」 成程。具体的にはどのような? 京太郎「一番変わったのはタコ……料理ですね」 タコ料理? 京太郎「あー……はい。他にも色々と、徐々にレパートリー増やしてる所です」 腕に自信の程は? 京太郎「いやいや、身近にお店で出してる人がいるので、自惚れるような腕じゃないのは身に沁みてますよ」 部内の人ですか? 京太郎「これがまた美味いのなんの。一度食べると病み付きです。料理での目標は、あの人くらいの味が出せる事ですね」 では、最後に何か一言。 京太郎「来年の大会でリベンジしてやりますよ。それこそ東○リベンジャーズのようにね!」 和「ちょっとそこに土下座してください」 京太郎「え? あの、和? 普通そういうのは正座とかでは」 和「顔を見てるとひっぱたきたくなります」 京太郎「…………」ドゲザ 和「はぁ……、須賀君。私が一体何に怒ってるかーーー」 咲「和ちゃん、顔真っ赤にして静かに怒ってるね」 優希「褒め殺しにされた上、好意をインタビューの場で赤裸々に語られて恥ずか爆死してるのと、えろえろ私服を暴露されて、ネットでキツめの呼び名がつけられた怒りとで錯綜してるじぇ」 まこ「『男を誘惑する魔性の乳』『淫乱ピンクのどっち』『天然痴女』……お、新たに『長野が生んだエロの化身』が追加されとるの」 久「ねぇ。同じ所で「こんな良い男の子を辞める寸前まで追い込むなんて信じられない!」「清澄麻雀部部長鬼畜説浮上」「鬼! 悪魔! 竹井!」とか書かれてるんだけど」 咲「京ちゃん……辞めようか迷うくらい思い悩んでたなんて……」 優希「染谷先輩の神フォローが無かったら、気付けないままだったじぇ……」 まこ「いや、わしも辞めようか迷ってたとまでは見抜けなんだな……。あの時のわし、ナイスじゃけえ」 久「聞いて」 和「大体なんですか辞めちゃおうかなって思いもしたって! そういう大事な事を何で一人で抱え込むんですか!?」 京太郎「い、いや、思ってただけで未遂だし、抱え込むって程深刻な段階でも無かったから」 和「思ってただけにしても深刻かどうかはあなただけで決めていい問題じゃありません! 私達の気持ちを勝手に決めつけないでください!」 京太郎「何故だか和に言われたくないんだけど」 和「私はいいんです! けど須賀君は駄目です!」 京太郎「理不尽じゃね!?」 和「顔を上げない!」 京太郎「はいぃ!」 一部反感を買ったものの、SKの主張は多くの共感を呼び、二度目のインタビューも好評となった。 あ、カン忘れてた。カン! 前話 次話
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http //hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1356626305/ このSSは以下のSSの設定を引き継いでいます 京太郎「クリスマスなのに何の予定もない」 --須賀家-- ゴシゴシ…… 京太郎「うーむ、汚れが綺麗に取れるな……さすがハギヨシさんに教えてもらった龍門渕グループの洗剤だ」 優希「京太郎ー」 京太郎「なんだー?」 優希「おばさんがそろそろお昼だし休憩にしようって言ってるじぇ」 京太郎「おぉ、わかった。 じゃあ俺の部屋行くか」 優希「うん。 労働お疲れ様だじぇ、あなた♪」 京太郎「やめんか、恥ずかしい。 それより悪いな、せっかく来たのに大掃除であんま相手出来なくて」 優希「大丈夫! カピと遊んで退屈はしてないからな! なっ、カピ!」 カピ「キュー」 京太郎「それならいいんだけどな……なんにしろ掃除中はカピには部屋の外に出てもらわなきゃいけないから助かった」 優希「私、プール付きの部屋なんて初めて見たじぇ」 京太郎「カピバラってかわいいんだけど世話が大変なんだよ」 優希「そうなのか?」 京太郎「ああ、トイレは水の中だし、歯を削らせないと柱とかコードとかかじっちゃうし、 病気になっても診てくれる動物病院が少ないし、暖かい場所の動物だから 温度調節出来る環境も必要だし……特に長野は寒いからな」 優希「そうかぁ……結構大変なんだな」ナデナデ カピ「キュー」 京太郎「まっ、だからこそ世話のしがいがあるのかもしれないけどな。 そういえば優希、お前の昼はいつものタコスでいいか?」 優希「うむ、今日も愛情たっぷりの京太郎特製タコスを頼む!」 京太郎「了解」 京太郎(それに、世話かかるのはもう2人いるしな……咲とか隣のこいつとか) 優希「……今、変な事考えなかったか京太郎?」 京太郎「いや、別に」 京太郎「ふぃー……労働の後のお茶は格別だな」 優希「今日も京太郎の作ったタコスは美味しいじぇ♪」 京太郎「ははっ、そりゃ光栄だ」 優希「思えば京太郎も昔はひどかったじぇ……タコスミタコスとか」 京太郎「おい、やめろ。 今なら師匠もいるしあんなミスしないっつーの」 優希「麻雀ではまだまだミスしまくりだけどな!」 京太郎「い、いちおう、直撃はそれなりに減っただろ! 来年こそ一回戦突破、いや、全国に行ってやるさ!」 優希「言うだけなら誰にでも出来るじぇ」 京太郎「ぐ」 京太郎(そうなんだよなあ……来年になったら新入生も入ってくるし、もしかして本格的に俺いらなくなるんじゃ……) 優希「……なんなら私が色々教えてあげてもいいぞ?」 京太郎「えっ?」 優希「わ、私は天才だしな! 京太郎に教えながらだって自分の練習は出来るじぇ! だから……」 京太郎「……ぷっ」 優希「! な、なんで笑うんだじぇ!?」 京太郎「だってお前……顔赤いじゃないか」 優希「うえっ!?///」 京太郎「他にも色々考えてるのはバレバレだから、そっちも素直に言ってくれていいのにさ」ナデナデ 優希「うう……」 京太郎「まあ、教えてくれるなら素直にお願いするよ、頼むぜ優希先生?」 優希「お、おう! 任せておけ!」 京太郎「さて休憩終わり! 大掃除の続きしてくるかー」 優希「い、いってらっしゃいだじぇ」 京太郎「ああ、いってくるな」 パタンッ 優希「ふう……京太郎のやつ、最近いつもより優しくてちょっと戸惑っちゃうじぇ……」 優希「クリスマスに来た時ちょっとだけ期待はしてたけど、まさか本当に付き合えるなんて思わなかったな……」 優希「……えへへ///」 京太郎「やっと終わったぜ……本当悪いな、結局一日中大掃除だった」 優希「ううん、ちょくちょく構ってくれたから寂しくはなかったじぇ。 今だってこうして送ってくれてるし」 京太郎「女の子には優しくしろって師匠に教えられてるしな。 それが付き合ってるとなると尚更、だろ」 優希「……///」 京太郎「優希?」 優希「バカ京太郎……不意打ちにも程があるじぇ///」 京太郎「あー……すまん。 なんだかんだでやっぱり浮かれてんのかも、俺」 優希「い、嫌じゃないけどな!」 京太郎「ん、ありがとな。 おっ、着いたぜ」 優希「あ……もうちょっと一緒にいたかったじぇ……」 京太郎「また明日会えるじゃないか。 そりゃ明日は皆で集まるから2人きりとはいかないけどよ」 優希「うん……」ションボリ 京太郎「……しょうがねぇなあ」スッ 優希「えっ、京太郎……んっ」 京太郎「……」 優希「……」 京太郎「……ふう」 優希「……ぷはっ、はあ、はあ……」 京太郎「なんだよ、息止めてたのか?」 優希「だっ、いきな、おま、こんな!///」 京太郎「なに言ってるかわかんねーぞー」ワシャワシャ 優希「ふぁ! な、撫でるなバカー!///」ゲシッ 京太郎「うおっ!?」 優希「京太郎のバカ、変態、発情犬ー!///」タタタッ、バタンッ 京太郎「いてて……あいつ思いっきり脚蹴りやがって」 京太郎「……さすがにいきなりすぎたか?」カチャ…… 京太郎「ん?」 優希「……///」ジー 京太郎「優希?」 優希「お、送ってくれてありがとうな! ま、また明日だじぇ京太郎!」バタンッ 京太郎「……」 京太郎「……どうやら嫌われてはいなかったみたいだな」 京太郎「帰るか……」スタスタ 京太郎「……」スタスタ 京太郎「……」タタタッ 京太郎「……うがああああっ!!///」ダダダッ 京太郎「なに冷静に考えたらすげぇこっぱずかしい事してんだよ、俺は!」 京太郎「それになんだよ、あれ! なんなんだよ、おい!」 京太郎「ちょっと前まで平気でスカートめくってたような優希が、今じゃあんな顔真っ赤にして照れて……」 京太郎「かわいすぎるんだよ、バカヤロー!」 --翌日-- 京太郎「ちーっす」 咲「あっ、京ちゃん! 久し振り!」 京太郎「久し振りって……一週間も経ってないだろ」 咲「わかってないなー、京ちゃん。 ほら、和ちゃんと優希ちゃんを見てみなよ」 優希「のーどちゃん、久しぶりー!」ガバッ 和「久しぶりですね、ゆーき」 優希「うーん、相変わらずのどちゃんは抱き心地抜群だじぇ」スリスリ 和「もうゆーき。 くすぐったいからやめてください」 優希「えー」 和「えー、じゃありません」 咲「ね?」 京太郎「いや、何が、ね?なんだよ」 咲「久しぶりって言われて一々揚げ足取るのは、京ちゃんくらいって事!」 京太郎「なんだとー、そんな生意気な口を利くのはこの口かー?」 咲「ひょ、ひょうひゃん、ほっへた、ひっはらないでよー!」 京太郎「ふん、今日はこのくらいで勘弁してやろう」 咲「ううっ……ひどいよ京ちゃん」 カチャ 久「どうやら皆、相変わらず元気にやってるみたいね。 安心したわ」 まこ「風邪も流行っとるみたいじゃが、どうもうちには関係なさそうじゃのう」 優希「あっ、部長に染谷先輩だじぇ!」 久「優希、私はもう部長じゃないわよ? 今の清澄高校麻雀部の部長はまこなんだから」 優希「そういえばそうだったじぇ……」 京太郎「おーい、優希! ちょっと来てくれよ」 優希「おーう! じゃあまた後でだじぇ、部長ー!」 和「またゆーきったら……竹井先輩、染谷部長、お久しぶりです」 久「久しぶり和、クリスマスは楽しんだかしら? 何かいい話とかなかった?」 和「私は家族と過ごしましたから特に何かあったかと聞かれると……」 久「あらあら……それじゃあ咲は?」 咲「私ですか? 私は東京でお姉ちゃんと一緒でしたけど」 久「あー……確かにそれも大事ね、うん。 でもあなた達もうちょっと浮いた話とかないの?」 咲「浮いた話、ですか?」 久「そっ。 まこも家の手伝いだけだったらしいし、うちにはどうも部活以外に高校生らしい青春が足りないわ」 まこ「あんたも同じじゃろうが」 久「私はいいの、受験生だから。 でも咲も和も早い内になんとかしないと、 ズルズル年取って麻雀しか取り柄がない実家でお母さんにメロン切ってもらうようなアラフォーになっちゃうわよ?」 和「なんなんですか、その具体的すぎる例は……」 咲「あはは……確かにそれはちょっと嫌かも」 久「はあ……どうやら私の卒業までここにはそういう話題はなさそうね」 和「えっ」 まこ「んー? どうしたんじゃ、和」 和「いえ、なんでも……」チラッ 久「なに、気になるわね」チラッ 優希「何してるんだ京太郎! そこはこっちの牌を捨てるべきだじぇ!」 京太郎「あっ、そうか……悪い悪い。 じゃあ改めて……あ」ロン 優希「あ」 京太郎「おい、優希~?」 優希「て、てへへ……失敗失敗だじぇ」 京太郎「お前なあ」 久「ああ、そういえば優希と須賀君には今年のクリスマスどうしたか聞いてなかったわね」 咲「京ちゃんの事だからまた家で過ごしてたと思いますけどね……」 まこ「優希のやつもあまり浮いた話はなさそうじゃな」 和「えっ」 咲「えっ、なに和ちゃん……そんなに驚いてどうかしたの?」 和「い、いえ……」 久「優希ー、須賀君ー、ちょっといい?」 京太郎「なんですか?」 優希「なんですかだじぇ」 久「いや、あなた達は今年のクリスマスどうしたのかなーって」 京太郎「ああ、それはですね……いいか、優希?」 優希「ん……別に隠す事でもないしな」 京太郎「そうか。 あのですね部長、ちょっとお話があるんですけど」 久「どうしたの、改まって」 京太郎「実は……俺、優希と付き合う事になりました」 久「えっ」 咲「ええっ!?」 まこ「ほう」 和「……」 久「はぁ~……まさかあなた達がねぇ、いつから?」 京太郎「クリスマスから、ですね」 和「!?」 まこ「まあ、優希は確かにわかりやすいくらいアピールしてたからのう。 しかし京太郎がそれに応えるとは」 優希「うっ、バレバレだったのか……京太郎は全然気付いてくれなかったのに」 咲「……でも、いいことだね。 うん、2人共おめでとう」 京太郎「はは、ありがとうな咲」ナデナデ 咲「もうー、彼女持ちがあんまりこういう事しない方がいいんじゃないの?」 京太郎「ああ、それもそっか」 優希「やきもち妬いちゃうじぇ、あなた♪」 京太郎「やめろっちゅうの」 和「ちょっと、待ってください!」 優希「のどちゃん?」 和「ゆーき、本当にあなた達はクリスマスから付き合いだしたんですか?」 優希「う、うん……そうだけど」 咲「の、和ちゃん、本当にどうしたの? さっきからなんか変だよ?」 和「だ、だって……おかしいじゃないですか」 久「おかしいって……何が?」 和「だって、そうなると……」 和「ゆーきと須賀君は、付き合う前から2人きりで泊まりがけの旅行をしていた事になってしまうんですよ!?」 優希「のどちゃん!?」 久「へぇ、そんなことしてたの」キラーン 咲「わあ……京ちゃん達、大人ー……」ドキドキ まこ「最近の一年は進んでるんじゃなあ」 和「付き合っているならともかく、まだ付き合う前からそんな……そんなオカルトありえません!」 優希「のどちゃん! それは内緒にしてくれるって……」 京太郎「あっ、これやぶ蛇だ」 久「ねぇ、優希」ガシッ 優希「えっ……」 咲「ちょっとその旅行について聞きたいなあ」ガシッ 優希「あ、う……」 まこ「部長としては部員間で何があったか知らんといけんし……まあ諦めてくれ」ガシッ 久「さぁ、尋も……じゃなかった! 特訓するわよー!」ニヤニヤ 咲「竹井先輩! 優希ちゃんが点棒減らす度に色々聞くのがいいと思います!」キラキラ 久「いい考えね。 それじゃあさっさと対局を始めるとしましょう!」ニヤリ まこ「すまんの優希、この元部長さんは受験勉強のストレスで面白い事に飢えとるんじゃ」 優希「あわわわわわ、た、助けて京太郎ー!」 京太郎「……悪い、無理」 優希「は、薄情者ー!」 咲「優希ちゃん、麻雀を楽しもうよ!」クツシタヌギーノ 久「トバしたら何を聞いちゃおうかしら、ふふふ」カミシバリーノ まこ「まあ、直撃狙いをどう流すかの訓練にはなるじゃろ」メガネハズシーノ 優希「じぇぇぇぇぇ……!」 京太郎「すまん優希……この埋め合わせは必ずする」 和「須賀君!」 京太郎「和……」 和「あの、私もしかしてとんでもない事を」 京太郎「あー、まあ確かに付き合う前からそんな旅行してた俺達も軽率だったし……和が驚くのも無理ないから気にすんなって」 和「私の育った環境からしたら考えられませんでしたから、つい……優希には悪い事をしてしまいました」 咲「それロンだよ、優希ちゃん!」 久「ロンね」 まこ「すまんのう、ロンじゃ」 優希「」 京太郎「女の好奇心ってこえぇ……」 和「あの、須賀君」 京太郎「優希、マジごめん……えっ、なんだ和」 和「私も須賀君に聞きたい事があります」 京太郎「なんだよ……」 和「須賀君、あなたは本当に優希が好きで……」 京太郎「好きだ」 和「即答、するんですね」 京太郎「本心だからな」 和「そう、ですか……須賀君……優希を、私の大切な親友を、よろしくお願いします」 京太郎「ああ、まかせてくれ」 和「泣かせたら承知しませんからね」 京太郎「……ああ、善処するよ」 咲「ロン! あっ、優希ちゃんのトビ終了……」 優希「じゃあこれで……」 久「次の半荘ね♪」 優希「!?」 まこ「だから言ったじゃろう、諦めんさいと」 優希「誰か助けてぇ……」ウルウル 京太郎「早速破りそうだけど」 和「……すみません」 優希「ひどい目にあったじぇ……」 京太郎「お疲れ様、って言っていいのかどうか」 優希「うるさい、裏切り者」 京太郎「悪かったって……まさか立てなくなるくらいボロボロになるとは思わなかったんだよ。 だからこうして背負って帰ってるんじゃないか」 優希「それくらい裏切り者への罰として当たり前だじぇ。 それにしても、今日は咲ちゃん達が本気で怖くなった……」 京太郎「全国大会レベルで楽しんでたっぽいからな……」 優希「なんか後2年は清澄の天下になりそうだじぇ」 京太郎「だろうな……来年はお前に咲に和に染谷先輩、再来年だって 染谷先輩が卒業してもまだ3人いるしな。 清澄はまだまだいけるさ」 優希「……京太郎も」 京太郎「ん?」 優希「京太郎もその1人だじぇ」 京太郎「えっ、だけど俺は……」 優希「来年は見せてくれるんだろ? 私に京太郎が全国に上がる瞬間を」 京太郎「……」 優希「来年はきっと新入生も入るから、雑用だって京太郎に任せっきりにはならないじぇ」 優希「だから……来年になっても退部なんてしないよな?」 京太郎「……」 優希「京太郎?」 京太郎「はっ、やめるわけないだろ。 せっかくお前が教えてくれるんだし、 だいたい俺がいなくなったら誰がお前のタコス作るんだよ」 優希「そうか……なら、よかった、じぇ……」 京太郎「優希?」 優希「スー……スー……」 京太郎「寝ちまったか」 京太郎「……ありがとな優希。 お前のおかげでもう少し頑張れそうだわ」 京太郎「いっちょ目指してやるよ、清澄高校男女全国進出をな」 京太郎「だからお前も俺のそばにいてくれよ?」 優希「京太郎……むにゃ、大好きだじぇ……」 京太郎「俺も大好きだぜ、優希」 カン! --おまけ-- 咲「あっ、京ちゃんに対局の約束するの忘れてた……」 咲「まっ、いっか。 今度でも」 咲「優希ちゃん、なんだかんだで嬉しそうに話してたなあ……すっごく幸せそうだった」 咲「私もいつかそんな相手が見つかるのかな?」 咲「んー、わかんないや。 咲ちゃんの先の事はわかりません……なんてね」 咲「……ちょっと文学少女的にインスピレーションが湧いてきたかも」 咲「ちょっと書いてみようかな……えっとタイトルは、うん、これにしよう!」 咲「【雑草少年とタコス少女】!」 もいっこカン!
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前話 次話 Kちゃんぬいぐるみ、全国大会編 開会式 京太郎「頑張れー!清澄ー!!」 ざわざわ 咲「もう……京ちゃんったら」 和「さすがに開会式前で叫ぶのはいけませんね」 久「応援は嬉しいけどねー」 優希「京太郎が注目の的になってるじぇ」 まこ「にしても、ざわめきすぎじゃないか?周りの選手も京太郎の方を見とるし」 久「女子の大会で男子がいるから、にしては変ね」 和「叫ぶ前よりざわめいてる気がしますし、なんなんでしょう」 優希「気にしてもしょうがないじぇ!」 まこ「そうじゃな。後でちょっと京太郎は叱るか」 咲「ええ。京ちゃんに後で言いましょう」 霞「ねえ、さっき叫んだ子って……」 初美「清澄って言ってたですよー」 小蒔「あの人、まさか……」 巴「……姫様?」 春「……会いに行く?」ポリポリ 煌「清澄……和と優希は元気でしょうか……って部長?」 哩「そんな……ここにおるなんて」 姫子「ぶちょー?鎖いります?」 美子「なんでここにあると……」 仁美「なんもかんもあの男子のせいや」 白望「ダル……くない」 塞「シロ?」 豊音「……見つけたよー」 エイスリン「ハイ!」 胡桃「エイちゃん、そのハートを射る矢の絵はなに?」 穏乃「清澄って……和がいるとこ!?」 憧「へえ……和に紹介してもらうのがいいかな」 玄「ふ~む。おもち好きと見たっ!」 灼「猫耳あったかな……」 宥「……あったかそうな人」 洋榎「よっしゃ。絹、終わったら行くで!」 絹恵「おねえちゃん何する気なん?」 由子「洋榎、私も行くのよー」 末原「清澄……マークしとかな」 漫「先輩、マジック構えないでください」 怜「……見えん。フナQ」 浩子「眼鏡は貸しませんよ」 竜華「場所が悪かったんかな」 セーラ「俺がひとっ走り行けばええやん」 泉「先輩、行って何するんですか?」 ネリー「サトハ!サトハ!」 ダヴァン「さすが日本デス!」 明華「まさか本人がいるとは……」 ハオ「日本……やはりあなどれない」 智葉「お前ら……」 憩「へーぇ。楽しみが増えたわ」 やえ「……この程度で騒ぐニワカ共め」 初瀬「小走先輩……Kちゃんぬいぐるみより先にご本人に会えそうですね」 淡「ね、ね、さっきの男の子、Kちゃんそっくり!」 菫「落ちつけ淡。その図々しさで連絡先聞いてこい」 尭深「弘世先輩……」 誠子「せめて自分で行きましょうよ」 照「……京ちゃん」 久「やっと開会式も終わったわね」 まこ「なんか周りからやけに見られとった気がするんじゃが」 優希「のどちゃんのおっぱいのせいか?」 和「ないですよ!」 久「さて、アレ?咲は…」 洋榎「待ちや!!」 久「へ?」 洋榎「あんたが清澄の部長か?」 久「そうだけど、って姫松高校!?」 まこ「大阪の強豪じゃな。久、なんかしたんか?」 久「初対面よ。後、なんかって何よ」 洋榎「なんや知っとるんか。うちが姫松の愛宕洋榎や!」 優希「その姫松がうちになんの用だじぇ?」 洋榎「たいしたことやない。ただ…」 セーラ「見つけたでー、って愛宕洋榎!?」 洋榎「江口セーラ!!何しに来たんやこの野郎!」 セーラ「俺は女や!そっちこそなんで…」 ネリー「サトハ!サトハ!いたよ!!」 ダヴァン「ネリー、はしゃぎすぎデス」 久「え?確か竜門渕とあたった臨海?」 初美「いましたよー」 まこ「うお!あんたは永水の?」 姫子「えーっと、花田が言っとったんは」 哩「清澄やね」 優希「花田先輩?」 和「……なんなんですかこれは」 久「なんでこんなに有名校が?」 モブA「あ!清澄いたー!」 まこ「え?」 優希「じぇ?」 モブB「マジー?ちょっと、あんた行きなって」 モブC「あんたも行けって。限定Kちゃん譲ってやったじゃん」 モブD「あ、すいませーん。ちょっと聞きたいことがありまして…」 塞「……出遅れたかー」 胡桃「うるさい、ここ」 久「え?こんなに人集まってほんと何が起こってるの?有名人でもいた?」 哩「ちょっとある人に会いたくて…」 洋榎「うちが先や!」 セーラ「俺や!」 初美「人多すぎですよー。ちょ、埋もれますー」 ネリー「ぬいぐるみ!モデル!」 まこ「……ある意味いっぱいおるの」 和「アレ?咲さん?」 咲「ここ……どこ?」 咲「うう……さっきまで人いっぱいだったのに誰もいないよ……」 咲「京ちゃん……助けてー……」 照「……全く、4人ともはぐれるなんて」 照「淡なんかは初めてだけど、菫は3回目なんだから」 照「……私は迷ってない。悪いのは道」 咲「……京ちゃーん」 照「……皆どこだろ」 咲・照「あ」 咲「お、お姉ちゃん!?」 照「!」プイッ 照「…………」スタスタ 咲「ま、待ってよ!」 照「…………」スタスタ 咲「なんで京ちゃんのぬいぐるみ抱いてインタビュー受けてたの!?」 照「アレやっぱり京ちゃんだったの!?」クルッ 照「あ……」 咲「お姉ちゃん……」 照「……で、なんで京ちゃんがぬいぐるみになってるの?」 咲「え?なんか頼まれて、流れでそうなったとか…」 京太郎「咲!!やっと見つけた、って照さん!?」 咲・照「京ちゃん!!」 京太郎「……咲、上から見てて明らかにみんなから離れてたぞ」 咲「う」 京太郎「……色々置いといて言いますけど、照さんも方向音痴治って無かったんですね」 照「……道が悪い」 咲「お、お姉ちゃんの言う通りだよ京ちゃん!道のせいで、迷子じゃないから!」 照「そうそう」 京太郎「……姉妹喧嘩はどした?」 咲・照「あ……」 京太郎「…………とりあえず咲は俺についてくる。照さんは携帯とかで部員と連絡つきます?」 照「携帯……電池切れ」 京太郎「会場入口とかまででいいですか?」 照「……分かった」 咲「お姉ちゃん……」 京太郎「喧嘩は一時休戦ぐらいでお願いします」 照「……善処する」 照「ところで京ちゃん、なんでぬいぐるみになってたの?」 京太郎「あれですか。実はですね、かくかくしかじかで」 咲「京ちゃん、それじゃ分からないよ」 照「なるほど」 咲「分かったの!?」 照「全然」 咲「……お姉ちゃん、京ちゃん」 京太郎「あはは。咲は騙されやすいな」 照「まだまだだね」 咲「もう!2人とも酷いよ!」 照「ふふっ」 京太郎「……照さん、俺が言うのもなんですが、このまま仲直りするのは無理ですか?」 咲「京ちゃん……」 照「…………」 京太郎「姉妹が仲悪いより仲良い方がいいですし」 京太郎「俺は、2人には笑っていて欲しいんです」 照「……そうだね。でも私は」 恒子「おぉーっとチャンピオン発見だぁー!」 京太郎・咲・照「!!?」 健夜「こーこちゃん、いきなりすぎるよ」 京太郎「え!?小鍛冶プロ!?」 咲・照「!!!」 恒子「いやぁ、すこやんの雄姿を納めるために常時起動していたカメラがこんなところで役に立つとは」 健夜「常時起動ってなに!?」 恒子「あ、今回は編集してからネットで公開するからね?」 健夜「結局!?」 京太郎「あ、あの~」 恒子「おや少年。ん?君、今話題のKちゃんぬいぐるみに似てない?」 京太郎「いや、それは似てるも何も俺がモデルですから」 恒子「な、なんとー!私達は話題のKちゃんご本人に出会ってしまったぁー!!」 恒子「ご本人もなかなかのイケメンです!これは話を聞かないとアナウンサーじゃないですよね!!」 京太郎「……はい?」 咲「……誰?」 照「確かアナウンサーの人と小鍛冶プロ。本当に強い」 健夜「あ、ありがとう。で、宮永さん」 咲「は、はいっ」 健夜「?宮永照さん、だよね?」 咲「あ、すいません。私、宮永咲です」 健夜「同じ宮永……姉妹?」 咲「えっと……」 照「その……」 恒子「何面白そうな話してるのすこやん!」 健夜「わっ」 恒子「ん?2人は……どっちが彼の彼女?」 咲・照「ち、違います!」 恒子「ということは……勝った方が彼を貰う的な?」 健夜「何言ってるの!?」 照「勝つ……」 恒子「いやぁ、面白そうじゃないですかー?」 健夜「だからって…」 照「咲」 咲「お、お姉ちゃん?」 京太郎「照さん?」 照「今、言っておく。私は、白糸台は負けない」 咲「!」 照「……仲直りは、それが終わってから考える」 京太郎「照さん……」 照「今色々考えて試合に影響が出たら、色んな人に申し訳ないからね」 咲「……分かったよお姉ちゃん」 咲「でも、私も、清澄も負けないからね」 照「……団体も個人も、途中で負けたりしないでね」 咲「うん」 照「京ちゃんは見ていて。私達の全力を」 京太郎「……はい」 照「終わったら、ぬいぐるみのこと聞かせてね?」 京太郎「ははは。いくらでもいいですよ」 咲「じゃあ私は、また本買うのにでも付き合ってね?」 京太郎「俺は景品かよ」 照「立会人券景品かな?」 京太郎「立会人って、いつかの時代の決闘ですか」 咲「くすっ」 照「ふふっ」 恒子「これは、Kちゃん本人を賭けた闘いが始まったー!!」 京太郎「え」 健夜「こーこちゃん。そういうのじゃなくて真面目な話っぽいから茶化すのやめよ?」 恒子「あ、すいません」 照「いえ、大丈夫です」 咲「あ、はい」 恒子「でも傍から見ればそう見えるんだよねー」 恒子「そしてチャンピオン自身が勝つという宣言までしてるしー……これは優勝すればKちゃんゲットでいいのかな?」 健夜「人を景品にするのやめようよ」 咲「あのー、これそのまま公開とかはちょっと……」 照「私達のとこは編集で切ってもらえます?」 恒子「んー……よし、問題無い!すこーし使うのはいいよね?ていうか勝手にやるね!じゃ、まったねー!」 健夜「どこ行くの?こーこちゃん!」 京太郎「……行ってしまった」 咲「なんか……騒がしい人だったね」 照「マスコミなんてあんなもの」 京太郎「じゃ、行きますか」 会場入口 京太郎「さて、ここまで来ましたけど、知り合いとかいます?」 照「いない。それどころか、他校の生徒も少ないけど」 咲「そういえば、この時間は抽選やってるんじゃなかったっけ?」 京太郎「ああ、なら抽選会場に行けばいますね」 照「うん。会場は毎年同じだから分かる。こっち」 咲「さすがお姉ちゃん」 京太郎「……そっちトイレですよ?」 照「……なんもかんも道が悪い」 京太郎「なんですかその口調。こっちですから行きましょう」 抽選会場 アナウンス「次は、姫松高校の抽選です」 京太郎「ここですね」 照「うん、入ろう」 ガチャ アナウンス「姫松高校はBブロックの…」 京太郎「さて、白糸台は…」 咲「あ、京ちゃん部長が引くよ」 京太郎「お、ほんとだ」 照「あれが清澄の部長……」 ざわざわ、ざわざわ モブE「ちょっと!Kちゃんいた!!」 モブF「マジ?どこどこ…って宮永照と一緒じゃん!!」 モブG「チャンピオンと!?さすがに近くに行けないわ」 モブH「あのとなりのおとなしそうなの誰?」 末原「ほう、清澄とは2回戦やけど強敵なのは確定やな」 智葉「さすが宮永……油断できんな」 怜「チャンピオンこっちでもすごいな……」 煌「まーた麻雀以外でもすごい人と当たりますね……」 豊音「ちょーすごいよー。サインの他に写真とかお願いできるかなー」 小蒔「ま、負けません!」 まこ「なんじゃまたざわめいてきたの」 優希「あ!京太郎と咲ちゃんが入り口に入るじぇ!」 和「2人と……宮永照さん!?」 まこ「またえらいの連れてきたな……久がなんて言うか」 淡「菫!菫!テルーがKちゃんと!!」 菫「分かっているから落ちつけ。そう落ちつくんだ私。照発見のお礼の名目で…」 誠子「先輩、嬉しいのは分かりますけど落ちつきましょう?」 尭深「そろそろ抽選終わりますよ?」 アナウンス「以上で抽選を終了します。各校はそれぞれの時間を…」 京太郎「終わったみたいですね」 照「白糸台はシードでAブロックだけど」 咲「清澄はBブロックだね」 照「……」 まこ「おーい」 京太郎「あ、染谷先輩」 まこ「京太郎お前一体…」 照「決勝で待ってるから」ゴッ 和・優希・まこ「!?」 咲「……全部、倒して行くね」ゴッ 照「……ふふっ」 和「い、一体なんですかこれは?」 照「あ、菫いた。じゃ、ここまでだね」 照「ねえ、京ちゃん」 優希「京ちゃん!?」 照「連絡先、紙かなんかに書いてくれない?」 京太郎「あ、はい。……これですね」 照「ありがと。ホテルに帰ったら連絡入れるから登録してね」 京太郎「勿論です」 照「じゃ、またね」 久「あー、緊張したわ。アレ?みんな?」 照「失礼」スタスタ 久「え?」 久「……今、咲のそっくりさんかチャンピオンが居た気がするけど、見間違いよね?」 咲「……部長」 久「な、何かしら?」 咲「今、すっごく打ちたい気分なんで、帰って打っていいですか?」ゴッ 和「さ、咲さん?」 咲「どうしても、決勝にいかないといけなくなりました」ゴゴゴゴゴ 久「……ネット麻雀かどこかの雀荘で勘弁してくれない?」 久(さすがに今、選手の誰か咲とを打たせる訳にはいかないわー) 照「……ふふふっ」 淡「テルー!」 菫「またどこに行ってたんだお前は」 照「淡、菫」 誠子「そーですよ。なんでKちゃんといたんですか?」 尭深「すごく、親しそうでした」 照「京ちゃんは元々知り合いだからね?」 淡「え?Kちゃんじゃなくて京ちゃん?」 菫「何があった。そしてなんでそんな関係なんだ。彼にお礼をだな…」 照「菫」ゴッ 菫「!……なんだ?」 照「決勝に、どうしてもいかないといけなくなった」 淡「!……テルー、やる気になってる?」 菫「そうか。まあ、もとより優勝するために来てるしな」 照「それと……」 誠子「先輩?」 尭深「どうしたんですか?」 照「今、すっごく打ちたい気分だから、3軍でも2軍でも他の部内チームでもいいから、本気で打っていいかな?」ゴゴゴゴゴ 菫「……分かった」 菫(また気の毒なことをするな……Kちゃんよりか部員の安否を考えよう) この日、インターハイ抽選会場で、とある都市伝説が生まれた 曰く、Kちゃんは魔王を呼ぶ、と 少し、時間を遡る インターハイ、抽選会場 久「ふう、抽選時間に救われたわ。集合のアナウンスが無かったら危なかった」 洋榎「全くやな。あんなに集まったら迷惑っちゅうもんや」 久「……なんで自然に隣にいるのよ」 洋榎「つれないわー。高校同士の温かい交流やで?仲良くしようや」 久「あんな大勢に『聞きたいことがある』って迫れらた後に交流は難しいわね」 哩「そうやね。人間目的のために自分見失うこともあるってことね」 久「……頬を染めて一番自分見失ってたのは誰かしらね」 塞「さすがに今は聞かないから安心してね」 久「当然よ。あ、そろそろ抽選始まるわね」 哩「じゃ、決まったとこに行くか」 塞「私もね」 洋榎「そか、なら今やな」 久「……何?」 洋榎「身構えんでもええ。自分、Kちゃんぬいぐるみって知ってる?」 久「え?知ってるけど」 洋榎「それのモデルが自分の高校におるってみんな思っとるんや」 久「……あー、開会式の?」 洋榎「それや。で、みんなお近づきになりたいっちゅーことや」 久「それでか……」 洋榎「その反応……ほんまに自分とこにおるな?」 久「隠しても無駄ね。ええ、彼はうちの1年生の部員よ」 周り(!!) 洋榎「ほう……周りもみーんな聞いたみたいやで?ええんか?」 久「もういちいち聞かれるのが嫌なのよ」 久「ほら、あなたの番よ」 洋榎「おっと」 久「もうすぐ私かしらね」 久「まさか……姫松、永水がいるところとはね」 洋榎「ふっふっふ。残念やったなぁ」 久「まだよ。まだ諦めないわ」 洋榎「なんや?秘策でもあるんか?」 久「……彼本人を貸すというのはどう?」 洋榎「なん……やと……!?」 久「ふふふ。どう?」 洋榎「くっ、そうくるとは……あれ?Kちゃん違う?」 久「え?……ああ、彼ね」 洋榎「……隣にごっついのが見えるのは気のせいか?」 久「……さ、さあ?見間違いじゃない?」 洋榎「なんかチャンピオンと仲よさげなんやけど」 久「……そういえば咲連れてきたのも彼だったわね。なんか魔物を惹きつけるものでもあるのかしら?」 洋榎「Kちゃん魔物を呼ぶってか?無いわー」 久「あはは。あ、そろそろ終わりっぽいわね」 洋榎「せやなー。なかなか面白かったで。Kちゃんよりもあんたに会えたのが面白かったわ」 久「あら、ありがとう」 洋榎「また会いたいし、2回戦楽しみにしとるで」 久「お手柔らかにね」 洋榎「ただいまー!」 絹恵「あ、お姉ちゃん。なんか清澄の人と話してたみたいやけど」 洋榎「それや!ちょっとKちゃんの話仕入れてきたでー」 由子「それは聞きたいのよー」 末原「さすが主将」 洋榎「せやろー?でな、Kちゃんは…ん?」 咲「…………」ゴゴゴゴゴ 照「…………」ゴゴゴゴゴ 漫「……なんか、すごいのが通っていきましたね」 末原「あの2人は……どっちも魔王みたいに強いですね」 由子「確かKちゃんといた2人なのよー」 絹恵「お姉ちゃん?」 洋榎「……Kちゃんは、魔王を呼ぶんや」 この日より、むやみにKちゃんに近づくものは激減した そして、全国大会の抽選会は無事に終わったのだった 夜 咲「カン!カン!もいっこカン!!」 久「いやー、風越や龍門渕や鶴賀の人達がいて、ほんっと助かったわー」 まこ「……後ろの惨状から目をそらすな」 池田「か、華菜ちゃんはまだ諦めてないし……」 美穂子「華菜!!しっかりして!!」 一「ははは……今日って満月だったっけ?」 純「目開けろ国広君!衣はここに居ねぇから!!」 桃子「消えたいっす……完璧に消え去りたいっす……」 ゆみ「モモ!なんで消えたり現れたりしてるんだ!?」 優希「……今、清澄の生徒で良かったって心の底から思うじぇ」 和「……同感です」カタカタ 優希「のどちゃんネト麻か?」 和「いえ、今は色々見てるだけです。あら?この動画は…」 優希「お、ふくすこの動画だじぇ。最新版…さっき上がったみたいだな」 和「へぇ。見てみましょうか」カタカタ 和・優希「!?」 照「ツモ、4000オール」ギュルルルルルル 白糸台モブA「6連続……」 白糸台モブB「ははは……笑うしかない……」 白糸台モブC「私、帰ったらKちゃん(ぬいぐるみ)に告白するんだ……」 白糸台モブD「しっかりしろ!フラグは立てるな!!」 白糸台モブE「衛生兵!衛生兵を早く!!」 淡「テルー絶好調だね!」 菫「笑顔でなんてこと言うんだお前は」 誠子「……私、虎姫で良かった」 尭深「……私も」 菫「お前らな……部長の私の苦労も考えてくれ」 淡「えー?弱いから仕方ないじゃーん」 誠子「さっきの人、部内戦で2位のチームのエースだよね?」 尭深「インカレで頑張るって言ってたけど……牌持てるかな?」 菫「はあ……照、そこまでにしといたらどうだ?」 照「あと1局」 菫「これ以上被害者増やすな。おい、そっちは重症だ。しばらく麻雀から遠ざけておけ。そいつは軽傷だ、ドクターKちゃんでも持たせとけ」 尭深「自作したナース服Kちゃんを…」 菫「しまえ」 尭深「……ネットに上げてからしまっときます」カタカタ 誠子「あ、尭深。ちょっとふくすこの動画み見せてくれない?新しいの上がったらしいんだ」 淡「あ、私も見るー」 尭深「分かった」カタカタ 尭深・誠子・淡「!?」 恒子「ふくすこインハイムービー!特別編!!」 恒子「どうもこんばんわ!!福与恒子です!!」 健夜「あ、小鍛冶健夜です」 恒子「今日は、インハイ会場で会ったとある人物とそれをめぐる戦いについてです!!」 健夜「まだ戦ってないよ!?」 恒子「それでは、その動画をどうぞ!!」 恒子『おや少年。ん?君、今話題のKちゃんぬいぐるみに似てない?』 京太郎『いや、それは似てるも何も俺がモデルですから』 恒子『な、なんとー!私達は話題のKちゃんご本人に出会ってしまったぁー!!』 恒子『ご本人もなかなかのイケメンです!これは話を聞かないとアナウンサーじゃないですよね!!』 京太郎『……はい?』 恒子『で、君の名前は?』 京太郎『いや、撮影中でしょう?さすがにちょっと……』 恒子『ああ、失礼。じゃ、Kちゃんで』 京太郎『あ、はい』 恒子『おおーっと?向こうはアラフォーが女子高生をいじめている!これは行かねば!!』 京太郎『俺は!?』 恒子『何面白そうな話してるのすこやん!』 健夜『わっ』 恒子『ん?2人は……どっちが彼の彼女?』 咲・照『ち、違います!』 恒子『ということは……勝った方が彼を貰う的な?』 照『私は、白糸台は負けない』 咲『私も、清澄も負けないからね』 照『終わったら、聞かせてね?』 咲『じゃあ私は、付き合ってね?』 京太郎『俺は景品かよ』 恒子「と、言うことですね」 健夜「かなり編集されてるよね!?」 恒子「マスコミなんて、こんなもの。とチャンピオンはコメントを残されています」 健夜「いい意味じゃないよ!?」 恒子「チャンピオン、そして2連覇の白糸台の勝利宣言、これはアレですね」 恒子「優勝校、そして個人優勝者への景品がKちゃんご本人ということですね」 健夜「彼の意思はどうなってるの!?」 恒子「まー、こんなもの後ろに『!?』って付ければフィクションみたいなものですから」 健夜「全くこーこちゃんは。それに、白糸台が勝つのも、宮永照選手が勝つのも決まってないよ?」 恒子「おっと、さすがアラフォーは厳しい」 健夜「アラサーだよ!?何言わせるの!?」 健夜「ここはインターハイという場です。何が起こってもおかしくない」 健夜「それに彼女達は高校生。まだまだ可能性はいくらでもあるんですから、決めつけはよくないです」 恒子「つまり、どの高校も、誰でもKちゃんご本人をゲットするチャンスがあると」 健夜「台無しだよ!?」 恒子「ではインターハイの実況解説でまたお会いしましょう」 和「……これは」 優希「……いや、フィクションかもしれないじぇ?」 久「でも、あの咲の本気っぷりはね」 まこ「つーか止めんのか?」 咲「麻雀って楽しいよね?」 未春「あはは……華菜ちゃん、今そっちに行くね」 美穂子「吉留さん!!華菜はここにいるわ!!」 智紀「……ちょっと2次元に行ってくる」 純「智紀!!帰ってこい!!」 智美「ワハハ……これがステルスってやつか……」 ゆみ「蒲原!!そんな消え方するな!!」 久「全国……荒れなきゃいいけどね」 和「無理じゃないですか?誤解する人も増えますよ」 優希「なるようになるじぇ」 まこ「無事にやれればいいんじゃがな」 尭深「……つまり宮永先輩は」 誠子「いやいやいや、編集って言ってるし。それに景品がどうとか信じる訳が…」 淡「景品はKちゃん本人かー。インハイっていいね!」 尭深「……あったね」 誠子「……ははは」 菫「どの道優勝狙いだ。やることは変わらん」 誠子「先輩……」 菫「それに、もし本当だったら……」 尭深「しっかり狙ってるね」 誠子「駄目だこれ。早くなんとかしないと」 淡「あれ?テルーは?」 菫「さっき部屋に戻って行ったな。これで被害の拡大は防げる」 誠子「どこかの台風ですか」 尭深「インターハイ……無事に進めばいいんですが」 この動画はインターハイ参加校全てが見ることとなった そして、今回のインターハイは、参加選手が本気以上の力を見せることになった そのころの京太郎 京太郎「あ、もしもし」 京太郎「どうもハギヨシさん」 京太郎「ええ、こないだのタコスのレシピですが……」 京太郎「はい、それじゃまた」 京太郎「……ん?この番号は?」 京太郎「……照さん?はい、俺です」 京太郎「こうして話すのも照さんが東京に行く前以来ですね」 京太郎「ええ。長話も大丈夫です」 京太郎「はい。そういえばカピーがですね……」 電話中で動画に気付かなかったとか 前話 次話 名前 コメント
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. 京太郎「ここが岩手か……何もないところだな」 歩きながらつぶやく 1人で歩くのは、もう普通のこととなっている。 高校に入ってから、俺はいつも1人で学校へ行き、1人で昼飯を食べ、1人で学校から帰るようになってしまっていた そう、俺はいわゆるぼっちというやつなのだ そんな俺は、ネット麻雀に入り浸るようになった ネット麻雀の世界で俺は無敗、いつしか「ぼっちの王」と呼ばれるほどになった するとある日、こんな誘いが来た 京:お疲れさまでした モブ1:お疲れー モブ2:おつー とよねー:お疲れさまだよー とよねー:ねえ、京くん、ちょっといいかなー? 京:はい、なんでしょうか? とよねー:私たちのチャットルームに来ないー? 京:チャット…ですか? とよねー:うん、いつもみんなでワイワイやってるんだけど、京くんも良ければどうかなーって とよねー:京くんが来ればもっと楽しくなると思うんだー とよねー:だから、来てくれますか? とよねーさんの言葉は、それこそ単なる文字列ではあったけれど、俺の寂しさで冷えた心を暖めてくれた こうして俺は、ネット麻雀のとあるチャットルーム―名称「ぼっち部屋」―に入り、仲間たちと一緒に一人ぼっちの寂しさを分かち合った そして今、俺は夏休みを利用して とよねーさんに会いに岩手まで来ている 京太郎「待ち合わせ場所は…このバス停でいいんだよな」 古びたバス停の前に立ち止まり、時刻表を見てみると次のバスが来るのは約3時間後となっている…… うん、さすが田舎、長野も似たようなもんだけど、さすが田舎 京太郎「とよねーさんか、どんな人なんだろうな」 あの口調からすると、俺が飼っているカピパラみたいに小さくて可愛い女の子なのだろうか 京太郎「何にせよ楽しみだなー……っと」ノビーッ コツン、と伸ばした腕が隣にいた女の人に当たってしまった 京太郎「あ、すみません」 ??「ううん、全然だいじょーぶだよー気にしないでねー」 京太郎「そうですか、すみません」 隣の女の人はスラッと背が高い、2m近くありそうだ……ってそれ背が高いとかそんなもんじゃねえぞ! まあそんな人が俺の隣に立っていた ??「あーまだかなー」 京太郎「誰かを待っているんですか?」 ??「うん、今日はねー、知り合いが私の家に泊まりに来るんだー」 京太郎「奇遇ですね、俺も知り合いの家に泊まりに行くんですよ」 ??「おー凄い偶然だねー、その人とはどこで知り合ったのー?」 京太郎「インターネットで知り合った人なんですけど、今度家に来ないー?って誘ってくれたんですよね」 ??「へー、私は自分から誘ったんだー」 その後、俺はしばらく彼女と談笑をしていた 彼女の名前は姉帯豊音さんというらしく、綺麗な顔立ちと常人離れしたモデル体型からは想像もつかないほどに、可愛らしい人だった 京太郎「今は…10時10分くらいか」 待ち合わせ時間からもう10分くらい経っている 取り敢えず、メールをしよう 『待ち合わせ場所にいますが、今どの辺りにいるんですか?』っと ヴーッ ヴーッ 豊音「あわわ、メ、メールだよー!」 豊音「うーん……」ピッピッ ピッ ヴーッ ヴーッ なになに? 『私はもう待ち合わせ場所にいるよー、背が高いからすぐわかると思うんだけど…』 ……待てよ、これってまさか 豊音「まだかなーちょー楽しみだよー」ワクワク 京太郎「つかぬ事をお訊きしますが……姉帯さんって、「とよねー」っていう名前でネット麻雀やってません?」 豊音「うんー、だけどどうしてそのことをー……あ、それじゃあ須賀くんは、京くんなのー?」 京太郎「はい、はあ…まさか姉帯さんだったと、うはっ!」 豊音「わーい、京くんだー!」ダキッ 京太郎「ちょっ、豊音さん!?締まってる!締まってます!」 豊音「やっと会えたねー!ちょー嬉しいよー!」ガシッ 京太郎「ちょ、も、もうギブ、ギブです!」パシッパシッ 豊音「ちょーちょーちょー嬉しいよー!!!……って、あれ」 京太郎「」チーン 京太郎「う……ん」パチッ 豊音「あ!京くん起きたー?」パァ 目を開けると、見知らぬ天井が…… ではなく、豊音さんの顔があった……何故だ?ああそうか夢か 京太郎「う……ん」トジッ 豊音「あれれー気のせいだったのかなー…」シュン さっきの光景と、俺の頭の下にある柔らかい感触からして…… 俺は、膝枕をされているのか? そうとわかれば……うむ、そうだな姉帯さんの太ももに埋まってみよう 京太郎「う……あ……」モゾモゾ これで位置は確保、そして…… 京太郎「ふぅ……」モフッ 豊音「ちょっ、ちょっと、きょ、京くん…そこは、く、くすぐったいよー」 京太郎「ふぅ……ふぅ……」モフモフ 豊音「も、もうやめて、よー///」 京太郎「ふぅ……、ん……ここは…?」 豊音「あ…やっと…起きた…はぁ…よー」ナミダメ 京太郎「ところで、姉帯さん、ここは?」 豊音「ここはねー、私の家なんだよー」 京太郎「へぇ、結構広いんですね」 豊音「うん、私はここに1人暮らしだから、尚更広く感じるんだー」 京太郎「1人暮らしなんですか?」 豊音「うん、私、お母さんもお父さんもいないんだ…」 京太郎「っ……すみません、ひどいこと訊いて」 豊音「ううん!別に大丈夫だよー!それに、京くんなら話しても大丈夫だろうし」 京太郎「話って、姉帯さんの家族の話……ですか?」 豊音「うん、そうだよー」 豊音「この家は、元々別荘みたいなものでね、昔は夏になるとお母さんとお父さんでここに来て山に登ったり、街に行ったりしてたんだ」 豊音「でも、お父さんがたくさんの借金を抱え込んじゃってね」 豊音「売れば借金なんて返せたのに、お父さんはこの別荘を売ろうとしなかったんだ……」 豊音「それが原因でお母さんと喧嘩になっちゃって、2人は離婚しちゃった」 豊音「私はお父さんとここに越してきて、一緒に暮らすことにしたんだ」 豊音「結局お父さんは心労がたたって死んじゃって」 豊音「お母さんも交通事故に遭って死んじゃったらしいんだ」 豊音「これで私は家で1人ぼっちになった」 京太郎「そんな……ことって」 京太郎「じゃあなんでまだここに?」 豊音「どうしてここを売らなかったのー?って、お父さんと暮らしているときにきいたんだ」 豊音「そしたらね」 豊音父『ここは俺たち家族3人の思い出の場所だから』 豊音父『だから、絶対に、誰が何と言うと手放したくなかったんだ』 豊音「って、それで私はずっとここで暮らしてるんだ」 京太郎「それで、『ぼっち部屋』に来たんですか?」 豊音「うん、それに、お父さんとお母さんが死んじゃってから、私は周りの人と壁を作っちゃってね」 豊音「それで私は家族も、友達もいない、ぼっちになっちゃったんだ」 豊音「それで私は『ぼっち部屋』に入ったんだ、孤独を紛らわすために」 豊音「これが、私の話」 豊音「京くんなら、受け止めてくれるって思ったから、話したよ」 豊音「京くんとなら、ここで一緒に新しい思い出を作ってくれるって思ったから、誘ったんだよ」 豊音「だから、この2日間、一緒に楽しもうね!」 京太郎「……はい」 京太郎「いいでしょう!この須賀京太郎!友達は見捨てません!」 京太郎「一緒に、楽しみましょう!」 京太郎「……そういえば、今って何時くらいですか?」 豊音「今は……わっ、もう5時だ!夕方だよー!」 豊音「どうしよー!?」 京太郎「ふんふむ…」 京太郎「それじゃあ2人で夕食を作りましょうか!」 豊音「うん!それ、いいかも!」 豊音「ちょー楽しそーだよー!」 京太郎「ん……もう朝か…」 京太郎「今日は姉帯さんと街で遊んで、そのまま帰るんだったな」 京太郎「さて、姉帯さんを起こしに行くか」 ガチャ 京太郎「姉帯さーん、朝ですよー……っと」 豊音「すぅ……すぅ……」 京太郎「机に突っ伏して寝てるけど…何かしていたのかな」 京太郎「とりあえず掛けるものを……っと」 豊音「ちょー……うれしい……よぉ……」 京太郎「朝食、作ってくるか」 京太郎「よし、これで完成だ」 豊音「あれー?京くんもう起きてたのー?」 京太郎「おはようございます、姉帯さん」 京太郎「朝食作っておきましたよ」 豊音「えー、また京くんと作ろう思ってたのにー」 京太郎「それは…悪いことしましたね」 豊音「ううん、別にいいんだよー。さ、食べよ食べよ」 京太郎「そうですね」 豊音「このお味噌汁、ちょーおいしいよー」 京太郎「そう言ってもらえると、うれしいです」 京太郎「ところで姉帯さん、その指どうしたんですか?絆創膏が何枚か貼ってありますけど」 豊音「い、いや!なんでもないよー!」 豊音「あ、朝ごはんも食べ終わったことだし、早く出かけようよ!」 京太郎「うーん…そうですね!今日はいっぱい遊びましょう!」 【妖怪ショップ】 豊音「京くん、見てこれ!」 京太郎「どれですか?」 豊音「この目玉おやじのストラップ、ちょー可愛いよー」 京太郎「え…どこが…」 京太郎「それならまだこっちのぬらりひょんストラップの方が」 豊音「それもいいけどー、やっぱり目玉おやじだよー!」 豊音「あ、こっちには一反もめん画面クリーナーもあるよ!可愛いー!」 京太郎「独特だな……でも…」 京太郎(そうするか……) 【喫茶店】 豊音「ねえ、京くんこれ頼んでみない?」 京太郎「カップルケーキ、ですか?」 京太郎「おいしそうですね……って、いや!俺らカップルじゃないですしダメでしょ!」 豊音「京くんは、私とカップルじゃ……嫌なの?」シュン 京太郎「うぐっ……わかりましたよ、頼んでみましょう」 豊音「ほんとに!?京くん大好きー!」ガバッ 京太郎「ぐっ……だから抱きつくのやめてください!止まる!息止まりますから!」 豊音「カップルケーキおいしかったねー!」 京太郎「はい……おいしかったですね」コヒューコヒュー 豊音「あ、あそこにかわいいワンちゃんがいるよー!」 京太郎「少し、待ってくださいよ……」コヒューコヒュー 豊音「わー!ちょー柔らかいよー」モフモフ 京太郎(はぁ……仔犬をモフモフする姉帯さんか…) 京太郎「可愛いな…」ボソッ 豊音「え?京くん、今…」 京太郎(あれ、口に出てた!?) 豊音「あー!」 豊音「人面犬がいるよー!あの子もちょーかわいいよー!」 京太郎「それ近寄っちゃいけないんじゃ!?」 【公園】 京太郎「はぁ……疲れましたよ…もう」 豊音「京くん疲れたの?それじゃあ、ここにおいでよ」ポンッポンッ 京太郎「?膝を叩いて、どういうことですか?」 豊音「あーもー!こういうことだよー!」ガシッ 京太郎「うわぁっ、てなんだ、また膝枕ですか」 豊音「もう、気付くの遅すぎだよー」 京太郎「あはは、すみませんね」 【街の高台】 豊音「京くん、こっちこっちー!」 京太郎「どこまで元気あるんですか……」 豊音「えー京くんさっき寝たばっかなのに、もう疲れたのー?」 京太郎「いえ、そういうわけじゃないですよ」 京太郎(緊張して寝れなかったのは黙っておこう) 京太郎「それで……ここは?」 豊音「ここは昔家族3人でよく遊びに来たところなんだー」 豊音「ここからだとさっき行った街がぱーって見えるんだよー」 豊音「京くん見てみてー」 京太郎「本当だ……」 京太郎「最初に寄った妖怪ショップとか、ケーキを食べた喫茶店とか」 京太郎「膝枕してもらった公園とか、全部、見える」 豊音「すごいでしょー!京くんが岩手に来たらここに連れて来るんだーって、決めてたんだー」 京太郎「はい、すごいですよ……」 京太郎「本当に……ありがとうございます、こんな場所に、連れて来てもらって」 豊音「京くん、ううん、京太郎くんは、私の大事な大事な友達だから、いいんだよー」 豊音「あ、そうだ」ゴソゴソ 豊音「これあげるよー!」 京太郎「これは……姉帯さんの人形、ストラップ…ですか?」 豊音「うん!ほら、見てこれ」 豊音「京太郎くんのストラップ!携帯につけたんだー」 京太郎「上手ですね、じゃあその指の怪我は、ひょっとして…」 豊音「昨日遅くまで作っててね、それで怪我しちゃったんだ」 京太郎「そういうことだったんですか、じゃあ、こうして……」 京太郎「これで、装着完了です!」 豊音「えへへー、これでお揃いだね!」 京太郎「ちょっと違う気がするんですが……」 京太郎「それじゃあ俺も…」ゴソゴソ 京太郎「はい」 豊音「これ、目玉おやじのストラップ…」 京太郎「姉帯さんがかわいいって言ってたので、買っちゃいました」 京太郎「俺の分も買ってあるんで……これで、本当にお揃いですね」 豊音「わぁ!ちょー嬉しいよー!」 豊音「ありがとね、京太郎くん!」 京太郎「いえ、こちらこそありがとうございました、あね「ちがうよー」」 京太郎「え?」 豊音「姉帯じゃなくて、豊音、豊音って呼んでほしいなー」 京太郎「わかりましたよ、豊音さん」 豊音「うん!合格っ!」ニコッ マモナクーデンシャガーマイリマース 豊音「……あーあ」 豊音「電車、もう来ちゃうねー」 京太郎「残念ですけど、俺、帰りますね」 京太郎「2日間だけでしたけど、ありがとうございました」 京太郎「豊音さんと遊べて、楽しかったですよ」 豊音「えへへ……」 豊音「……ねえ、京太郎くん」 豊音「最後に一つだけ……いいかな?」 京太郎「いいですけど、何ですか?」 豊音「えーっとね……こほん」 豊音「京太郎くん、今日は本当にありがとうだよー」 豊音「それで……これは、その……」モジモジ 豊音「お、お礼だよっ!」 チュッ 豊音「あはっ!」 京太郎「ととと、豊音さん!?」 京太郎「なななな、何を!?」 豊音「えへへ、京太郎くん、ほんとーに……」 豊音「ほんとーに、ありがとうだよー」ニコッ
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前話 次話 京太郎インタビューその3 前回期せずして清澄高校の素顔を知ってしまった取材班。 SK君に取材すると、我々の知り得ない情報が出てくる。麻雀とは関係無い所だが、非常に興味深い。 今回は、彼から見た他校について窺ってみよう。 今回で三回目になりますが、取材には慣れて頂けたでしょうか? 京太郎「そうですね。現実感はまだそんなに無いですけど、最初よりは話しやすくなったかなと」 一度目でとても流暢に話せていたように思いますが? 京太郎「見た目だけですよ。俺、緊張すると自分でも考えずに喋って余計な事まで話しちゃうタイプなんで」 成程。では、お気に入りエキサイト本の隠し場所は? 京太郎「そんなとっておきの秘密をベラベラ話す程じゃないですよ!?」 冗談です。 京太郎「はぁ……。まぁ、こうやって話上手な人だとつい乗っちゃって口が軽くなるってのもありますかね」 ありがとうございます。それでは、質問に移りますね。 長野県県大会決勝、SK君も記憶に新しいと思います。 京太郎「おお……なんか凄かったですよね。特に大将戦とか」 清澄を除いた3校では、誰が一番印象的でしたか? 京太郎「衝撃的な印象って言えば、やっぱり天江衣さんですね。うちの麻雀部の中でも咲って麻雀ではとんでもない事やってくれるスゲー奴って考えてたので、その咲が最初全然歯が立ってなくて」 その強さに圧倒された? 京太郎「まぁその後またとんでもない逆転してたから、咲ってやっぱスゲー奴だなって思い直しましたけどね」 その高校生らしからぬ容姿と雰囲気から、巷では「ころたん可愛い」「ころたん天使」「ころたん! 最高!」「イエイイエイ! ころたん! 最高!」「オマエもころたん最高と叫びなさい!」ともっぱらの噂ですが。 京太郎「それころたん最高! って言えば出てくる悪魔かなんかですか?」 S君から見てはどうでしょう? 京太郎「はぁ……まぁ高校生らしからぬと言えばそうなんですが、うちにも似たようなのいますしね」 あまりお好みではない? 京太郎「年上なのは分かってますし、可愛いとは思うんですが、好きかどうかを議論すると俺が危ないですから。色んな意味で」 危ない? 京太郎「社会的生命だったり、物理的生命も何の前触れ無く終わったり……いや、やめましょう」 衝撃的な印象で言えば、と言ってましたが、他にも印象に残った選手がいたのでしょうか? 京太郎「そうですね。けどその人達はちょっと麻雀とは関係無い所で印象に残ったという感じなので」 良ければお聞かせ願えますか? 京太郎「えぇー……。じゃあ、どの高校の人から聞きたいですか?」 各校に少なくとも一人ずついる? 京太郎「そんなとこです」 それでは……風越女子からはどなたですか? 京太郎「風越の人だと、主将の福路さんになりますかね」 やはりそのスタイルの良さに見惚れましたか? 京太郎「ええ。存在感はありながら主張し過ぎず、あの人の清楚な美しさを最大限に表現する様は最早芸術てバカ!」 本音が思わず漏れましたか? 京太郎「ノリツッコミですよ!」 そういうことにしておきましょう。 京太郎「インタビュー重ねて遠慮が無くなってきたのはあなたの方では……?」 京太郎「で、何で印象に残ってるかって言うとですね。大会終わってからというものの、うちの部長と仲良くなってるみたいで、バイト先の雀荘で一緒に打っているのを結構見掛けるんですよ」 バイトをなさっているんですか? 京太郎「食いつくとこそこですか……? ええまぁ、女性の従業員はメイド服なんで、俺は執事の燕尾服を着させてもらって」 燕尾服。似合いそうですね。 京太郎「知り合いに比べたらレベルの低いコスプレみたいなもんですよ。それで、会話とかはしなかったんですけど、話し声が聞こえてきたり部長からどういう人か聞いたりで、芯のある優しい人なんだなってのが伝わってきまして。うちの先輩並に料理も美味いと聞きましたし」 料理の出来る子が好きですか? 京太郎「いいですよね、家庭的な女の子。家に帰ってきた時に「お帰りなさい」って温かく出迎えられるのは男の夢の一つですよ」 そうなると、福路さんはS君の理想に近い? 京太郎「それ以上ですね。美人で優しくて家庭的で……、そんな人二次元だけって思ってました」 福路さんと言えば、彼女は珍しいオッドアイを持っていますね。 京太郎「あぁはい。左は赤めですけど右は青いんですよね」 S君はどう思いますか? 京太郎「オッドアイについてですか?」 はい。 京太郎「オッドアイそのものについては、そうですね……。中二心を擽られるワードっていうか」 S君にもそういう所が? 京太郎「男にはいくつになっても決して消えることの無い14歳の部分があるんです」 そんなものですか。 京太郎「そんなものです」 福路さんのオッドアイについてはどうでしょう? 京太郎「んー……。福路さんがそれを普段隠しててコンプレックスに思ってるみたいなのは、あんまり良い気がしないですね」 と言いますと? 京太郎「ほら。俺ってタッパがデカくて金髪だから、軽いとかチャラいとか不良とか思われやすいんですよね」 私共からはとてもそうは思えませんが。 京太郎「話してるとイメージ違ったとかも良く言われます。で、軽いのはいいんですよ。自分でもそんな風に振る舞ってる所ありますし。けどチャラいとか不良とかって、金髪でデカいだけでそんな風に思われるのって良い気はしないですよ」 悪い偏見は気分良くないと。 京太郎「誰だってそうだと思いますけどね。福路さんが片目閉じてるのも、自分がそう思ってるだけなのか周りから言われたのかは分かりませんが、生まれつきの所でコンプレックス抱えて隠してるのだとしたら、周りがちゃんと変じゃない悪くなんかないって言ってあげないと」 S君もそうしてコンプレックスを乗り越えた? 京太郎「いやぁ、俺はコンプレックスって程でもないですし、図太い性格してるから開き直ってるんで。おう文句あっかって感じです」 その言い草は不良っぽいですね。 京太郎「あっはっは」 彼女の右の瞳についてはどうコメントしますか? 京太郎「澄んだ蒼い海のよう……なんてのは洒落過ぎなんで、とても綺麗ですって言いますかね」 鶴賀女子の方ではどなたでしょう? 京太郎「副将の東横桃子さん……まぁ同い年なんですけどね」 …………。 京太郎「? どうしました?」 いえ、あの……どういう方だったでしょう? 京太郎「記憶にすら残っていない!?」 いえ、鶴賀女子の副将と言えば、原村和さん含めた実力派揃いの中で活躍した方なのは知っているんですが、どんな顔だったかが思い出せず……。 京太郎「あー、そこなんですよね。気になった所」 記憶に残ってない事が逆に? 京太郎「いや、うちの部員も記者さんと似たような事言うんですよ。対戦してた和以外は「いつの間に!?」とか「今リーチしてたか?」とか言ってて。対局での流れとか正直分かんないですけど、その俺以上にみんなが東横さんの手を見てなかったんですよね」 ……S君には東横さんの手が見えていた? 京太郎「読めたとかそういうんじゃなくて、何捨てたとかそのレベルですけど……ええ。でも、みんな見えてましたよね? すっとぼけるみんなに、和もそんなオカルトあり得ませんって言ってたし」 ……………………ちなみに、S君から見て東横さんはどんな人でしたか? 京太郎「制服と黒髪で全体的に黒くて、和程目立つタイプじゃないけど、負けず劣らず可愛い子でしたよね」 ……………………そうですか。成程。はい。 京太郎「さっきから反応悪いですけど……どうかしました?」 気を取り直して……龍門渕高校だと、どなたが印象に残ってますか? 天江衣さん以外で。 京太郎「えー……これはほんとに個人的な話になりますけど、いいですか?」 お気になさらず。なんなら一目惚れしたとかの方が記事として面白いくらいあります。 京太郎「いやそういうんじゃないですけど…………。あそこだと、龍門渕透華ですかね」 ほう。副将戦で目立ちたくて目立ってたような振る舞いをしてたあの人ですね。 京太郎「それとは関係無い所でなんですけど、実はうち、長野の決勝で戦った4校で合宿したんですよ」 それは初耳ですね。 京太郎「初めて言いましたからね。で、まあ俺はその時お留守番だったんですけど」 ハブられたんですか? 京太郎「女子だらけのお泊りもする合宿に男連れてけってのも無理があるでしょ……。そんで清澄の部室でネトマしてたり友達と遊んでたりしてたんですが、ある日の朝部長から「須賀君、悪いけどうちにあるパソコン持ってきてくれない?」って連絡が入りましてね」 パソコン。 京太郎「持ってきてって言うから、ノートパソコンとかそういう持ち運び出来る軽いのを想像しますよね?」 ええ、それはもちろん。……ん? 京太郎「その時の俺もそうだと思って、軽い感じで「了解っす」って返したんですよ。で、部室の方に行ってそれらしき物を探したんですが、隅々まで探してもノートパソコンなんて影も形も無かったんです」 おや? 話が不穏な方向に。 京太郎「改めて部長に連絡してみて「パソコンどこですか?」って聞いたら、「いつもの机の上にあるでしょ?」って返されて。けどいくら見てもあるのはデスクトップのあるデカいパソコンだけだったんですね」 まさか……。 京太郎「で、気付いちゃったんですよ。「この人、このデスクトップパソコンを山にある合宿所まで持ってこいと言ってるな」って」 失礼ですが、部長さんは鬼ですか? 京太郎「いや、部長も多分無理だろうなと思って連絡したらかるーく請け負られたもんで、「あ、いけるんだ」って思っちゃったんでしょうね。放心して黙ってたら「あった? じゃ、よろしくー」つって通話切っちゃって、何回か掛け直したんですけど出なくなっちゃって。もうどうしようもないから、合宿所に行く事にしたんですよね」 大会後の炎天下の中、デスクトップを背負ってですか? 京太郎「まぁ、流石に直で歩きは無理なんで、電車とバスを乗り継いでですけどね」 ちなみにその交通費は。 京太郎「? 自腹ですけど」 …………そうですか。 京太郎「えっちらほっちら歩いてって、なんとか合宿所まで持って行って、受け取ってもらった後、そのまま帰ろうとしたんですけど」 待ってください。合宿所で休憩はしなかったんですか? 京太郎「いいえ? 玄関口で渡してそのまま」 ……はい。では続けてください。 京太郎「お互いのディスコミュニケーションのせいとはいえ、流石に疲れて心が荒みそうになって時に、後ろから「お待ちなさいな!」と声を掛けられまして」 ああ。ここで龍門渕さんが出て来るんですね。 京太郎「振り返る前にそうと分かって実際そうだったんですが、その人は腕組んでふんぞり返りながら「見た所疲労困憊の様子ですわね! そのような者を門前払いでそのまま帰らせたとあっては龍門渕の名折れですわ! というわけでハギヨシ。この少年を送り届けてらっしゃいな」と」 やだカッコイイ。 京太郎「ですよね。それで、指パッチンと同時に瞬間移動で現れたハギヨシさんが「承知しました」つってまた消えた後、すぐに黒塗りの長い、見るからにセレブ御用達の車に乗って来たんですよ」 もう色々ツッコみたい事ありますけど、それはいいです。 京太郎「そんで、あれよあれよとそれに乗せられて、現実味の無い車の中で現実味の無い接待を受けたんですよね。運転は別の誰かがやって、ハギヨシさんから直々に」 具体的にはどのような? 京太郎「横になって転がっても余裕で余りあるスペースに、車でこんなの使っていいの? ってぐらい柔らかいソファと、涼しくて気持ちのいい冷房を利かせて、車内冷蔵庫からキンッキンに冷えたジュースを取り出して、ワイングラスに注いでもらったりとか、ですね」 本当にあるんですね、そういうの。 京太郎「白昼夢でも見てて、現実の俺は熱中症で倒れたのかと本気で疑ったくらいですからね。頬抓っても痛いだけだったんですが」 そのように送り届けてもらった事から、龍門渕さんに良い印象を持ったと。 京太郎「大富豪さんの気前の良さって嫌味になることありますけど、あの人の場合は良い方向に発揮されてるなって思いました」 先程燕尾服は知り合いに比べたら、と言っていましたが、もしやそのハギヨシさんが? 京太郎「ええ。もう燕尾服と共に育って来たんじゃないかってぐらいに似合ってる執事さんでしてね。庶民の俺相手でも非の打ち所がない丁寧さで接待してくれたんですよ。かといってお堅い訳でもなくて、むしろちょっとユーモア出してこっちを楽しませてくれたり」 執事となるべく生まれてきたかのような人ですね。 京太郎「俺もそう思って似たような事言ってみたら「当然です。私は龍門渕家、透華お嬢様にお仕えする為に生を受けた身ですから」って」 そんな漫画みたいな。 京太郎「ところがそれが冗談でもなく、どうやらあの人の家って代々龍門渕家の人の専属使用人を輩出してきたとかで、使用人の家系らしいんですよね。ハギヨシさんは年の近い龍門渕さんにお仕えしてると」 となると、本当に生まれた時から執事として訓練を? 京太郎「俺もそれってどうなんだ? って思いましたけど、ハギヨシさんは「私自身この生き方しか知りません……と言えば不幸にも聞こえるでしょうが。執事として生きてきた事、これからもそうである事に悔いも歯痒さもありません。何よりお嬢様は素晴らしき御方ですから」って言うんですよ。それが本心から言ってるのは、見て分かっちゃいましたね」 生まれなど関係無く、性根から執事に向いていた……、と思えばいいんでしょうか。 京太郎「って言っても俺自身はちょっと納得いかないんで、帰り際寄り道させてもらって、ゲーセンに連れていきました」 それはまた何故? 京太郎「ハギヨシさんにも聞かれたんですけど、他の生き方を知らないままでいるよりも、知った上で龍門渕さんにお仕えする事を選んでるって思ってもらえた方が、龍門渕さんも気分良く主人として振る舞えるんじゃないかなって。なのでここは一つ、男子高校生の庶民的な遊びをと思いまして」 成程。それで、その執事の方はゲーセンでどのような様子でしたか? 京太郎「多分あの人こそ人間じゃないです」 人間じゃない。 京太郎「ゲームの説明は俺や機械から熱心に聞き取ってたんで初めての筈なんですが、スコア系のゲームは全国ランキング一位のパーフェクトゲーム。対戦型のゲームは俺やその場にいた腕自慢の人交えても無傷の完勝。メダルゲームやスロットでもちょっと目ぇ離した隙に容器の数が倍々に増えていくんですよ。それなりに時間経った今でもその伝説は塗り替えられてないんです」 天からいくつ貰ったんですかその人。 京太郎「それ全部を「執事ですから」で済ませようとしてたんで、あの人執事の常識が世間一般とはかけ離れてるかと」 完璧超人過ぎて少し変わった人なんですね。 京太郎「けどまぁ、結構楽しんでもらえたみたいなんで、それをきっかけに個人的に仲良くなりまして。それからちょいちょい連絡を取り合って教え合う仲になりました」 執事さんはそのスキルを、S君は男子高校生の遊びを教え合う。そんな関係になったんですね。 京太郎「まぁ教えた事の悉くが始めた時点で超えられますがね……」 では、最後に何か一言。 京太郎「もうすぐ全国大会なので、みんなを精一杯サポートしようと思います」 前話 次話
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http //hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1375353636/ まこ「ロン、3900」 京太郎「ぐっ……」 優希「ドンマイだじぇ!」 和「須賀君、頑張ってください」 まこ「ロン、8000」 京太郎「ぐはっ……」ドサッ 優希「京太郎!」ガタッ 和「須賀君!?」ガタタッ 久「須賀君!まだ東場も終わってないわよ」 京太郎「……は、はい!」ググッ まこ「ロン、1000」 京太郎「うぼぁっ……」 京太郎「ぜぇ!ぜぇ!」 久「…………」 優希(京太郎……) 和(役を覚えたばかりの人には辛すぎます……) 京太郎「と、東4局!」 和(ただでさえ、部の雑用で体力が減っている状態) 和(コンディションが良くても私たちから上ることはまず無いに……) 和(…………)チラッ 京太郎「ぜぇ!ぜぇ!」 和「……」スッ 京太郎「ロ、ロン!」 優希「おおっ!やったじぇ!」 フ リ コ ミ 久「和!手伝うのは禁止よ!」 京太郎「……っ!」 和「そ、そんなことは――」 久「他家からの情けで上れて終わると思っているの?」 京太郎「ぜぇ!ぜぇ!」 久「一回でもいいから!自分の力でツモってみなさい!」 京太郎「……はいっ!」 久「やり遂げるまで終わらないわよ!」 ――部長が鬼に見えた 俺は毎日叱られた 『辞めたい』 麻雀はいっこうに上達せず 容赦の無いワカメにはサンドバックにされ 満足にできるのは雑用のみだった 久「あら?今日はまだ三麻?」 久「須賀君は何処に行ったのかしら?」 優希「外で吐いてるじょ……」 和「……」 久「……また、ね」 ―――― 京太郎「うぐっ……ぐぅ……」 久「……大丈夫?」 京太郎「…………」 京太郎「もう……辞めます……」 久「…………」 久「誰でも一度はそう思うものよ」 京太郎「毎日思ってます!」 京太郎「……1年だって続きません!」 久「……」 京太郎「いっつも怒られて……雀力も上らないし……」 京太郎「和や優希の足手まといになるだけだ!」 久「……」スッ 久「口を拭いなさい……」 京太郎「…………」ブルッブルッ 久「…………」 京太郎「自分は影が薄いただの雑用男ってネットで笑われても知ってる」ツゥ 久「……!」 久「私が清澄高校麻雀部の部員になって三年目」 久「今年、部を支えれる初めて男子部員を得たわ」 久「それは貴方よ、須賀君」 京太郎「…………え?」 久「影が薄い?結構じゃない」 久「体力や雑用スキルを身につけさすことはできるわ」 久「でもね――」 久「貴方の影を薄くすることはできない」 京太郎「…………!」 久「私がどんなに教えるのが上手い先輩でもね♪」 久「立派な才能よ」ニコッ 京太郎「……」 久「須賀君……」 久「貴方が今度の大会までに一人前の雑用係になれたら」 久「清澄高校初の全国大会出場!」 久「そんな夢を見ているの……」 須賀「……!!」チラッ 久「てへっ、おかしいかな?」 須賀「い……いえ!いいえ!!」 久「ふふっ、さぁ!練習に行きましょうか!」 須賀「はい!」スクッ ――その夏、清澄高校はIHの切符を手にしたのであった カン! ―――― 久「てな感じでどうかなー?」 京太郎「…………」 久「かなー?」 京太郎「その前にいいですか、部長」 久「ん?なになに?」 京太郎「そのエピソードは一体何なんですか?」 久「来年の男子部員獲得の為のPRエピソードだけど」 京太郎「うん、おかしいですよね」 久「そうかな~?」ウーム 京太郎「まず麻雀やって吐くとかどんだけですか」 久「腕斬られたり血を抜かれるよりはよっぽど現実味があると思わない?」 京太郎「そんな特殊な例を挙げられると返答に困ります」 久「でも、うちの部って基本ユルユルじゃない」 久「こう、熱血!とかそういう方面で攻めるのもありかなーって」 京太郎「一理あるとは思いますが……」 久「ね!ね!」 京太郎「『影を薄くすることはできない』ってのはなんですか!」 京太郎「影が薄いのどこが才能なのかも分かりませんし」 久「あ、そこ指摘しちゃう?」 京太郎「指摘しますよ!」 久「だって良い言葉が思い浮かばなかったし~」 京太郎「その状態でPR作成しようとするのはある意味凄いです……」 久「まっ、私にはこんなことしかできないからさ」ポリポリ 京太郎「……え?」 久「な、なんだかんだ言って須賀君には感謝してるわよ」 久「貴方が咲をうちに連れてこなかったらきっとIHにも行けなかったし」 久「まこのストレス解消を一年女子じゃなく男子にぶつけれたし」 久「面倒なのは須賀君に丸投げできたし」 京太郎(うわっ、ひでぇ) 久「……私を……信じ……ついてきて……れたし……」ゴニョゴニョ 京太郎「ん?何か言いました?」 久「なーにもっ!」 久「二年後までには男子で団体戦できるくらいにしたいのよ」 京太郎「あ、ありがとうございます」 久「…………」 久「でも、須賀君もよく残ってくれたわね」 久「私もさっきのは大げさに言い過ぎたかもしれないけど」 久「実際、麻雀はほんの少ししか上達しなかったじゃない」 京太郎「うっ、確かにほんの少しですけど……」 久「男の人はやっぱプライドがねぇ、気にしなかった?」 京太郎「まったくではありませんでしたけどね」 久「プライドよりも女の子たちとのtoloveる優先したと」 京太郎「ええ、まぁ…………あっ!」 久「へぇ~、そっかぁ~」ニヤニヤ 京太郎「……知りません」 久「やっぱり男の子ねぇ、で?誰を狙ってるのかな?」ズイズイ 京太郎「黙秘します……」 久「うーん、◎:和 ○:咲 ▲ 優希 ってとこかしらね~」 京太郎「…………」 ―――― 久「え!うちに入部する!?」 久「いやいや、駄目じゃないの!驚いただけ!」 ワ「部長にとっては初めての男子の後輩じゃな」 久「嬉しいな、私の名前は竹井久♪」ニコッ 久「よろしくね、須賀君」パァアア 京太郎「…………」 久「須賀君?」 京太郎「……もうすぐIHですね」 久「あはは、ほんとにすぐね~」 京太郎「当然、優勝を目指しますよね?」 久「ま、折角だからね」 京太郎「絶対に、優勝してくださいよ」 久「ええ!全力でいくわ!」グッ 京太郎「おお、珍しく燃えてますね!」 久「そういう須賀君だって珍しいんじゃない?」 京太郎「何がですか?」 久「わざわざ、優勝してくださいなんて」 京太郎「…………」 そりゃ そうですよ 俺の 俺の一番の願い それは 部長の笑顔を見たいから 貴女の最高の笑顔を見たいから だから麻雀を続けようと思ったのは不純過ぎって叱られますかね? たとえ その笑顔が俺に向けられるものではないとしても 俺にとって 大切なものに違いないのだから 京太郎「…………」 久「あー、何か良からぬことを企んでおるな~」 久「和の○っぱい?咲の○もらし?優希の○パンツ?」 京太郎「ちーがーいーまーすーよー」 久「むむむ~、怪しいなぁ」 京太郎「俺のことはいいですから、優勝してくださいね!」 久「ええ、任せなさい!」 必ず優勝してみせる それが私の誓い 決意ですもの かっこよくしていたいじゃない 特に好きな人の前ではね ずっと自信のなかった私 みんなに比べて 女子力が劣ってるのは分かってる でも ここで頑張れば私でも自信が持てそう そしたら君に伝えられるかな? 私の この気持ちを―― 久「…………」 京太郎「……部長?」 久「指きりしましょう」 京太郎「……え?」 久「守るわよ、約束」 京太郎「はっ!はい!」 せーの! 『清澄高校全国制覇!』 本当にカンなのよー
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咲×京太郎 咲×京太郎 小ネタ ID vDI7N54o 第4局 14 「あ、あっ、もう――」 京太郎が切羽つまった状況を伝えると、咲は手の動きをとめ、きょとんと首をかしげた。 「どうしたの、京ちゃん?」 「あの、もう、出るから……」 「あ、精液が出そうなんだね」 にぱっと笑みをこぼし、咲は手筒の上下運動を再開させた。 「いいよ、出して」 射精間近と知って、咲の手コキがリズミカルになる。 もはや我慢も限界。 下半身が気怠く痺れ、京太郎の腰が自然にうねりはじめた。 「あ、いく」 一瞬目の前が真っ白になり、腰椎が蕩ける。 そして尿道を熱い滾りが貫いた。 びゅくんッ!! しゃくりあげたペニスから、濃厚な白濁液が糸を引いてほとばしる。 「わッ!」 驚いて悲鳴をあげた咲が、パッと手を離した。 「あ、そんな――」 これからというところなのに、このままでは快感が立ち消えになる。 せっかくのオルガスムスを無駄にしてなるものか。 もっともっとと脈打つ肉根を、京太郎は自ら握り、猛然としごいた。 快美が背骨を走り、呼吸がとまる。 とぴュッ、びゅるッ、だくンッ――。 青臭く粘っこいものは、これまで経験がないほど多量に噴出した。 ほとんどはすぐ前にいる咲にかかり、全開になった胸もとをヌメヌメと彩る。 「あ、すごい」 射精の様子を、咲は驚嘆の面持ちで観察した。 「はぁ、はぁ……」 息が荒ぶる。 疲労を伴った快感の名残にひたり、京太郎は肩を大きく上下させた。 「へえ、これが精液なんだ。すごく飛ぶんだね」 特に嫌悪は感じていないらしく、咲は自身の肌を汚したものを指ですくい、しげしげと観察した。